私たちは、東京都教育委員会が、来る10月17日に予定している人権侵害の「東京都教職員研修センター」における「服務事故再発防止研修」を即時中止すること、そして、自分で考えずに指示に従う子どもや教職員にすることに繋がる「君が代」処分と「服務事故再発防止研修」の中止を強く求める要請書を、10月8日付で都教委に送りました。
2013年度卒業式・2014年度入学式ともに「君が代」不起立をし、減給1ヶ月処分を受けた田中聡史さん(板橋特別支援学校教員)に対しては、4月に始まり10月17日まで25回にも及ぶ「服務事故再発防止研修」を強行しています。このような「研修」は、田中聡史さんのみならず、井黒豊さん、STさん、SAさんに対しても同様に行ってきた。その度に、田中さん・井黒さんたちは、日本国憲法で保障された思想及び良心の自由・表現の自由・教育の自由を侵害されて、「反省」を求められているということに他なりません。
自らの歴史観ないし世界観および教育的信念に基づく不起立者に対して、その行為を禁止したり反省を迫ったり変更を強いるような研修は、思想転向強要の実質を有する憲法違反の人権侵害です。自らの歴史観ないし世界観および教育的信念に基づく不起立者に対して、その行為を禁止したり反省を迫ったり変更を強いるような研修は、思想転向強要の実質を有する憲法違反の人権侵害以外のなにものでもありません。