武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

切腹

2011-08-25 14:17:09 | 人間観察
島田紳助氏の引退記者会見、何度も観た。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110824-00000014-zdn_mkt-soci
その後の各マスメディアのコメント、どれも自分の感覚とは一致しない。

彼の会見の中で、「切腹」と言う言葉と「介錯」という言葉が気になった。

今日の成功が明日のオファーに必ずしも繋がらない。
しかし、今日の失敗は明日の首切りに直結。
誇り高く生きようと足掻けば、より不安定な高みを目指さなければならない。

仕事をとことん突き詰めて行けば、
他人には小さな石に見える躓きも、本人にはどうしようもない巨岩に見える。

数年前、暴行事件で謹慎した後に復帰した際
最初の出演時には、足が震えるようだったと語っていた。
そうだろう。以前と同じウケを狙えるか?冷や冷やものだったと思う。
今回、もし謹慎で過ごした場合、もう一度立ち上がれるか?
もう一度、これまで以上のパフォーマンスを行なえるか?
白刃の上を素足で歩き続けるような生活に疲れていたのではないだろうか?

今回のことは、死に場所を探していた彼にとっての
単なるきっかけに過ぎないのではないだろうか?


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