真面目な大学生でした。
わたし、大学で勉強に目覚めたんです。
それまであんまり学校にいってなかったってのもあって、
勉強しなかったんです。
で、大学の授業、面白すぎ!
と勉強してこなかった分だけ、楽しくなってしまって。
それで雑多な授業を受けました。
そんなわけでいいのかわるいのか
大学では一切羽目を外さずに生きてました。
米国文化論。
は、今でもハリウッド映画を見るのに役立ちます。
アメリカの選挙制度や様々な議論、人種や貧富の差。
ま、十年前の話なので、もう変わってしまったかもしれないけど
役立つ知識満載です。
あと聖書の授業ね。
先生がキリスト教徒ではなかったせいか
分析的に聖書をひも解いてらして
今でもすごく役に立ってます。
わたしは無宗派なんですが文化を語るうえで面白いんです。
うちの子がキリスト教系の保育園なので、
廊下に張り出された絵の意味とかも大体分かる。
文化人類学、言語学、口語分析、心理学、児童心理学、文学、米国女性文学、フェミニズム論、哲学、通訳翻訳。
どの授業も楽しかった。
そのなかでも
ディベート論は
私のひねくれた感性に大きなインパクトを与えました。
まず自分の意志とは関係なく
意見を言わなくてはならない
という衝撃です。
そういうゲームなんで。
意志を貫き通すことよりも
ゲームに勝つことが優先である。
情報の大切さや俯瞰で物事をみること
回転力をいかにして鍛えるか
など、を学びました。
意思はそれほど大事ではない。
わたしの口語スタイルそのものだな
と最近気付きました。
どっちでもいいことは
どっちの意見でも言っちゃうし
面白そうなほうにつく。
自分の考えなんて曖昧でいくらでも変えられる。
ただ嘘はつきたくない。
その線引きはどこかな。
いままた大学に行ったら
まだまだ学びたいことがあるんだよな。
大学生は春休みなのか
めっきり電車で出会う学生が減っていて
そんなことを思ってました。