本でも読もうと何か読んでみたい本は無いかと本棚を探したら有吉佐和子さんの『恍惚の人』が出てきた。
『恍惚の人』と言えば森繁久弥さんが主演され、その映像のイメージが私の記憶に残っていた。
しかし本を読んだ記憶が全く無かった。
この本が我が家にあることに驚いた。
本を読んでも読んだことさえ覚えていない。
なんたる記憶力の悪さか!(愕然)
初めて読む本のようにして最後まで読み終えた。
やはり有吉佐和子さんは秀でた素晴らしい作家だなと感服した。
この本は有吉佐和子さん41歳の時の作品のようだ。
その若さで認知症や介護問題などこれほど巧みに書き表し、社会問題化し、老人福祉の推進に大きく貢献している。
53歳という若さで亡くなられているのが今更ながらとても残念。
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