もう時期を過ぎたかな?と思いながら行ってみた臼杵公園の銀杏。
まだ十分美しかった。
今これを書きながら「銀杏散るなり夕陽の丘に」
・・・この言葉が浮かんで来たが、はて?これは??
短歌・・・誰の短歌??
やっと思い出した。与謝野晶子の歌だ。
『金色(こんじき)の小さき鳥の形して銀杏散るなり夕陽の岡に』
高校か中学校の国語の教科書に載っていた気がする。
臼杵公園で与謝野晶子の短歌を以前も思い出したことがある。
『清水へ祇園をよぎる桜月夜 今宵会う人皆美しき』
思春期、林芙美子や与謝野晶子が好きで、林芙美子の『蒼馬を見たり』や
与謝野晶子の『君死にたまふことなかれ』など、長い詩を諳(そら)んじていたのだが
今は短歌を思い出すのさえ時間がかかる。