ゆうの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

「生きて行く私」

2011年03月21日 | 日記
あまり本を読むほうではない私が今、本を読んでいる。
宇野千代の「生きて行く私」。
今度、宇野千代の古里、山口県岩国に行くにあたりもう一度読んでみたくなり昨日から読み始め、今、下巻の中ほどまで読み終えた。
この本は1983年に発行されている・・・ということは今から28年前・・・ということは、この本を読んだ時私は・・・暗算ができない、とほほ・・・えーーい!電卓を持ってきて計算、答えは34。
30代半ばの頃、この本を買って読んだということになる。
宇野千代の奔放且つ情熱的で前向きな生き方に感銘を受け、一読して私は忽ち宇野千代のファンになった。

今回、読み始め、私の記憶力の悪さがプラスに働き、この本がまたとても新鮮に感じられた。宇野千代は84歳から85歳にかけてこの本を書いている。この事に今また驚き感動した。ご高齢なのに、なんと瑞々しくバイタリティー溢れる文章か!すごい!

若干(?!)62歳なのに、歳をとったと感じ、日々を怠惰に過ごしがちになっていた私にこの本は「渇!」を入れてくれた。
人生これから!気の持ち方が大事!まだまだ何でもできるんだ!
単純な私はそういう気分になれた。

それにしても宇野千代は強くてたくましい。
数多くの恋・失恋、金銭の浮き沈み(多額の借金を背負ったことも度々)に、めげもせず、興味が湧く方に向かって前へ前へと生きていく。

この本は私に勇気と希望を与えてくれた(まだ下巻を読んでる途中だが・・・)
今の日本の皆さんに(ちょっと大きく出たかな?)私お勧めの1冊!(上下巻あるから2冊かな?)


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