ゆうの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

わがままの許される量

2010年05月25日 | 日記
 母が駄々っ子のようになってあれこれとわがままを言って私を困らせる。夕飯の支度をしながら娘にその事を話すと「お母さん、人間には我侭を言っても良い量というのがあるのよ。おばあちゃんは今までずっと我慢強くて我侭を言ったりしなかったので、まだいっぱい我侭を言ってもよい量が残っていたのよ。だから今まとめてそれを使っているんだからそれは許さないといけないのよ」と言った。
 その言葉を聞いて私は急に気持ちが楽になった。母の我侭に閉口気味だったが、それ以上に「何故、あんなに頑張り屋で、まわりに尽くしてきた母がこのように・・・」という不条理感が私を苛んでいた。肉親ゆえの悔しさ、虚しさ、悲しさ、苛立ち、葛藤・・・。
しかし、娘の言葉で気が晴れた。『そうだよね。母はずっと今まで我侭も言わず一人で耐えて頑張ってきたんだから、どこかでそれを吐き出させてもいいよね。今がその時。大きな気持ちで母に接しなくては・・・』母の現状を肯定的に見る気持ちが湧いてきた。
 わが子ながら考えが深くて優しい娘。この一言がかなり私を楽にしてくれた。
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