優しさとは

またまた、子らくだと母らくだの会話。

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「あ、テレビ変わってるやん」
「うん、声、でーへんなってん」（声じゃないと思う、音だろ、音）

「もう、１６年くらい使ってたもんな」
「そうそう、よう頑張ったで」

「で、新しいの、こうたん？」
「あ、実はね・・・、

　ヒロがね、ミドリちゃんにナイショで
　こうてくれてん」

ヒロとは、うちの兄貴のことで
ミドリちゃんとは、兄貴の嫁さん。

うちの兄貴は真面目一筋で、あまり多くを語らないヒト。
だから、だから、
なんとなく、
そんなさりげないモノの贈り方が、とても兄貴らしいと思った。

オカンの寝室には、誕生日にあげた色紙、母の日にあげた色紙、
ボクが贈った数々の色紙が、箪笥に飾ってあったりして、

ボクの優しさが、飾られてるような気がしてウレシイ。

うちの弟は、自称シンガーソングライターなんで
よく眠っているオカンのそばで、歌を歌ってくれるらしい。

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優しさとは、モノであったり、モジであったり、コトバであったり
なんだっていいんだよ。

そこに、ココロが入っているか、いないかの違い。

ココロが入っていれば、きっと伝わる。
きっと伝わる。

優しさは、きっと伝わるんだ。