『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

~悲しいお知らせ♪~

2005-09-15 | Weblog
~悲しいお知らせ~

安達祐美が、妊娠2ケ月だそうです。
そんなこと、どうでもいいです。
全然悲しくありません。

「WineBAR 卯乃家(いつの間に!)」の鼻谷くんが
ソムリエの試験に落ちました。

添付の写真、見えますか?
彼、只今、連休中でございます。

連休中にもかかわらず、わざわざ、彼の自宅に届いた「不合格通知」を
写メールで撮影して、私にメールで知らせてくれました。

そんな暇があったら、ワインの勉強してなさい!と思うのですが
やはり、ショックだったみたいです。
いや、ショックをうけてるのでしょうか。
ショックなんて、うけてないかもしれません。

彼は試験中に、あぁ、もうダメだ、、、と思ったらしいです。
きっと、来年もダメな気がします。

できたかな???、、、と思ったぐらいで、やっと、ギリギリ不合格です。
絶対、できた!!!ぐらいの自信がないと、試験になんて、通りっこありません。

3回表でいきなり、15点も大量得点をとられているようでは、
今の練習量では、来年の試験は絶対不合格です。

彼に、十分、指導できなかった、私にも、責任があります。
っていうか、全然、彼のために、時間を作ってあげることができませんでした。
二度ぐらいでしょうか、ワインのお勉強に付き合ってあげれたのは。

一度目。渋谷の「繭」ってワインバー。
本当に繭のような造りの個室ばかりのワイン屋さん。
4人でいったのですが、とても狭い。
別に鼻谷くんと密室に閉じ込められても、うれしくない。
逆に、彼の大きな鼻で、個室中の酸素を吸い込まれるので、
私たちに十分な酸素が供給されず、辛かった。
彼は、「お通し」のシャンパンで、酔っておられました。

二度目。恵比寿の「カーディナス」ってレストラン。
前に紹介しましたが、そのときの彼、
恵比寿ビールと白ワインを飲んだだけで、KO。
赤ワインまでたどり着かず・・・。
レストランで寝れるなんて、大したもんだ。
ファミレスで眠るお子様のようでした。

彼、ワイン、好きじゃなかったのかも・・・。
無理やり、試験を受けさせてしまったのかも・・・。

講習代+試験代で「4万円」。

日本ソムリエ協会さん、やり過ぎ。
彼は、4万円という大金を無駄にした。

でも、彼のためにいってあげたんですよ。
5年後、10年後、考えてごらんって。
今のうちに頑張っとけって。
自分で、オレやります!っていったのは彼。

見事!不合格!

頑張っていただかないといけない。
もちろん、私も、現在、勉強中。
知らないことあり過ぎるくらい、この世界、深い。
でも、高校生の子がファーストフードとかに簡単に飛び込んでこれる世界。

だから、オレたち、「プロ」じゃなくちゃいけない。
「格」をみせつけないといけない。
といいつつ、かなり自分には「アマ」いワタシ。

鼻谷くんへ。
今日の悔しさ忘れちゃいけない。
二度と、この悔しさ味わっちゃいけない。

キミは、ボジョレーヌーボーのように、「一瞬」だけチヤホヤされる「一旬」男に
なっちゃいけない。
ヌーボーがチヤホヤされるのって、せいぜい解禁日から1週間・・・。
あぁ、儚い人生。

キミは、シャトーラフィットやシャトーマルゴーのように、10年、20年と
時を経るにつれ、熟成できる男にならなきゃいけない。

そのおっきな鼻は、空気を吸うためだけの、ただ生きるためだけの
道具で終わらせてはいけない。
デリケートなワインの複雑で繊細な香りを嗅ぎ分けるために使わないと
いけない。

おフランスのお婆ちゃまが泣いてるぞ!

さぁ、清澄度は健全で、若干粘度のある、やや紫がかったルビー色の明るい人生に
乾杯!

太陽の光を十分に浴びたカシスやブラックチェリーの黒い果実を思わす凝縮された
複雑ながら、それでいて、全体的にはバランスのとれた人生に乾杯!

歯茎に染み渡るぐらいの十分なタンニンを含んだ、どっしり感のある重厚な人生に
乾杯!

いったい、なにが言いたいんだ、ソムリエ君!

ソムリエの世界とは・・・、

言ったもん勝ちの世界。

難しいこと言って、相手をねじ伏せる世界。

いい加減な世界。(あ、ワタシだけ?)

「ワタシの夢は、このブログで、笑いの余韻を、じわじわと、読んだあと30秒ぐらい、
熟成された赤ワインのように、尾を引かせることです」

そのうち、ソムリエ協会から、胸のバッヂを剥奪される日が来ると思います・・・。

頑張れ、鼻谷!その鼻を無駄にするな!
ワタシへ。
馬鹿なことばっか、言ってないで、もっと、アナタが、頑張りなさい。

来年の今頃は、鼻谷に、「祝いの鼻束」を!!!
みなさまも、応援してあげてください。

ps 自分でいうのもなんですが、彼もそこそこ頑張ったと思います。
   だって、タウンページくらいある教本なんですよ、あの試験って。
   苦痛だったと思います。ひとまず、お疲れ様でした。   
   今じゃ、ボク、全然、歯がたたないと思います。

   昔の頑張ってた自分に、今の堕落した自分を想像できたであろうか。
   いや、できない。
   (でた!漢文でいう、反語!)

   あちゃ~、見られたくないな、あの頃の自分に。
   いや、未来の自分は、シニアソムリエになってるかもしれませんぞ。

   死ぬまで勉強。

   明日の人生、輝くルビー色!

ps2 千葉さん!昨日は、ひたすら赤ワインをお飲みいただき
    ありがとうございました!
    また、激辛 明太えびせんの感想を聞かせてくださいね。  
   「辛くなかったよ」っていうソムリエには考えられない
    粗雑な味覚の持ち主もおられましたが・・・いかがでしたか。