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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

渡辺かづき先生とのレッスン231

2024-08-22 11:14:43 | ピアノ

         実は、昨日のレッスン前は、自分の失態が明らかになって凄くバタバタしてしまい、練習もそこそこに出かけることになってしまいました。

  こういう時は気分を変えて、練習は諦めて、逆に早めに家をでようと出かけました。でも、そのお陰で、カメラを持つのを忘れそうになったのに気づいて戻っても余裕があり、問題なく通常より早めに着いた程でした。

  まず、最初は藤井英一さんの「ジャズピアノトレーニング」から、コード進行のアドリブ例No.1の曲から。

  レッスンでは今回初めて弾きました。左手が、私の不得意な1テンポ前に入る曲ですが、ゆっくり弾いて、どうにか~と思いましたが、朝のバタバタのせいもあり、なかなか落ち着かず、音がばらけて・・・先生も声を挟めず苦笑。「1テンポ前にしようとすると、音が崩れてくるので、もうそこは右の音をしっかり取ることに集中しては」とのアドバイス。

  そこで、「そもそも、その右のテンポすら怪しいかも知れないので右手だけで、まず弾いてみます」と弾き始めると・・・、先生が久しぶりに横で伴奏を弾いてくださいました。 待てないで早く弾いてしまったりなどの箇所も明確になり、行きつ戻りつ弾いていって、最後まで辿りつきました。右手がほぼ分かってきたところで、次回は、自分のレベルに沿って背伸びせずに両手で弾けるようにしてくることに。先生との連弾、楽しかったで~す。

  次は、同じテキストのパターン6のアドリブ例 というのを弾いてみました。こちらは、短い曲で、左の和音を間違えたりしましたが、それなりに辿りついて、やはり1テンポ先に出るときの問題はありながら、そこは右手の音を崩さないように努力して・・・酷い出来ながらも終了。

  さらに、心をしずめるために、先生のオリジナル曲”Eternal Silence" を前回に続けて弾いてみました。こちらも、肝心の静かないいところで頓挫したりしましたが、アドリブの出だしで、リズムが崩れて短くなっていたところを調整したり、弾き直しをして、「まあ、こんな所で~いいのでは」という先生のお言葉で終了。

   ここまで、わりとサクサクと弾き進めたので、さて、今日の1番の課題へ!

   前回、先生のアレンジ曲”Sunny Side Of  The Street" の楽譜を頂き、練習での弾き方もご指南いただいた通りに練習してきたものです。

   イントロ、A,B,C の4つの違う流れがあって、ひとつひとつ進みます。イントロは、まずそれなりにいってOK。

   そして、Aは、非常に単純なメロディーと左はコード和音だけ弾くのでOKということになっていました。で、「コードに先生が入れていたテンションの音が、今の弾き方だけだと全く入っていないですよね」とお伝えすると、「それを今日は、入れていきましょう」と先生。

   「左の和音の4つの音の真ん中部分の3.5thの音を、右手の方に移す。左手はその分シンプルに2音で~」。さらに、「9thや、♭9、#9、♯11、と入れていく。1番上がメロディー音になるようにする」

   それを、Aの最初から順番に説明を入れながら先生が 左手から音を抜いて右手に移して、さらに右手にテンションなど加える音を「今のが7thの音、これは9th、♭9」,などなど伝えながら加えて、実際に弾いてみせて下さる。

   Aの最初から2段、このように解説しながら弾いて下さると、シンプルなメロディーが、芳醇な音楽に生まれ変わっていく!!!まるで、マジック! 面白くて、しかも感動的でした。

   これまで、コード譜を頂いて、模範演奏を弾いていただいて、其れを録画させていただいたのを見ながら譜に起こして行く作業をやってきました。だから、コードから譜へのつくりかたは、だいたい分かっていたつもりでした。 でも、実際に、アレンジしていく時に、先生が右手の内声をどうやって作り出しているのか、まるで秘密の扉が開かれて、それが実際の音の響きの広がりで理解できました。

   素晴らしいレッスン。テンションの選び方の話や、ちょっと難しい話も、以前理論篇をやった時のことを思い出しながら、以前よりずっと分かってきたのを自分でも感じられたのも、うれしくなるレッスンでもありました。

   なにしろ、最初の頃、レッスンでコード譜に面食らって、コードを考えるだけで大変で、テンションの説明にもう無理~と思い、「先生テンションまで勉強する必要 私にありますかぁ~」と言ったら、先生が「テンションなしにはいきませんよ」とおっしゃったのを思い出しました。このテンションが先生のアレンジ曲に深みや趣きを与えているのが、今ならしっかりと分かります。

   この後は、先生がレゲエ風にアレンジしたというBとC。レゲエ風を3連符の「タアタ」としっかり3つに数えると注意を受けて練習しましたが、「違いますよ」「レゲエになってない」とのことで、どうやらジャズの2連符を「タータ」というのと同じに思っていたのが間違いのようで、クッキリ「タアタ」と弾けるところからやり直し。さらに、Cの最初もレゲエ風にするのに、「左手にタアタといれるてみるといいかな~」とか先生が言い出して、内心、(それ難しすぎるかも)と思いつつ、言いださず。次回までに、まずレゲエの音楽の研究を、いくつか曲を聴いて身につけることにしました。

   午前中は、すっかりミスに気づいてパニックになり消耗しましたが、レッスンですっかり元気を取り戻しました。そして、夜には、月もみられて・・・。人間、いろいろな楽しみや、癒しの時間を日々の中に用意しておく大切さを、感じた1日でした。

   お月様にお願いしたので、ミスのリカバーもどうにか上手くいきますように。

   

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