さて、今月の惑星のところで、夜中や未明でないと惑星が楽しめないと説明しましたが、実は、その未明に月が私を起こしにきました。そのお陰で、下のような星空を今日の未明に楽しむことができました。
月は、実際はもっと細くて下のような月でした。雲が月の周りや下にも広がっていますが、月の右上に木星が明るく輝き、その右上に火星も見えました。木星の右横、火星の下にはアルデバラン(おうし座)も見えています。さらに、月の左上には、明るいカペラ(ぎょしゃ座)も! 贅沢な空が、皆が寝ている時間に出ていました。でも、こんな時間では、誰も起こすことはできませんね。静かに、ひとり占めしてしまいました。
まさに、7月1日の「7月の惑星」でご紹介した下の図のままの星空でした。
明朝や、明後日の朝まで東に開けた所があれば、月はさらに地平近くに低い位置になりますが、まだ楽しめるかも知れません。
また、木星と火星の見え方は、しばらく大きく変わりません。夜中に起きてもがっかりせず、ちょっと外を覗いてみて下さい。木星や火星、おうし座やすばる。ぎょしゃ座などの星達もきれいに見られるかもしれませんよ。
おまけにもう一枚。
月のすぐ上に星が見えていました。これは、ぎょしゃ座のエルナトという星のようでしたが、ちょうど月がエルナトからつり下げられているように見えましたよ。雲がある中で、よくこれだけ星や月がみられたと感謝しました。
私もお月さまに声をかけられて、火星も木星も見られました。
今の月もあと少しですね。
最後は少し早起きしないと厳しいかもですね。
ほんとうに。お月様も、せっかく賑やかに楽しい夜空になっているのに勿体ない!でも、起きてくれるとしたら~って考えて起こしたんじゃないでしょうか? 明日も起こしにくるでしょうか。