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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

こんな迷惑メールに注意!

2020-02-28 15:03:46 | 日記

何だか珍しく英文のメールが来たので、開いてみると・・・英語でこんな文章が届いていた。英語が読めない人はだまされることもないと思いますが、英語が読める人がだまされないためにここに注意を記しておくことにします。あと、英語が得意でない方にも、詐欺の手口を避けるヒントを書いておいたので、英語を飛ばして読んで頂けると役に立つかもしれません。   

HELLO,
My name is Prof.David Hamilton ,I am a retired lawyer, I am searching for any family member of my late client Mr. Susumu who has the same family surname with you, his bank contacted me because they want to pay his funds (Fifty Million United States Dollars) to his family.

He died with his wife and two children in Miyagi Prefecture in Japan when the Tsunami Happened in Japan, he lived all his life in UK with his wife and two children, he only visited Japan that year for holiday and died with his wife and two children in the Tsunami.

There is no contact information of any of his relatives in his record with the bank, this is why I am contacting you to know if you are his relative.

I need your urgent reply about this please.

Sincerely Yours,

Prof. David Hamilton (RETIRED)
52 Denedin House, Manwood
street,Noth Woolwich,London E162LB
United Kingdom.
TELL: +448715049889

  このメールには、<自分が教授のデビッド・ハミルトンで、元弁護士であったこと。あなたと同姓の亡きクライアント SUSUMU の家族を探している。銀行が彼の家族に資金(5000万ドル)を支払いたいと私に連絡をしてきていること。日本で津波が起こった時、彼は宮城県で妻と2人の子供とともに亡くなり、それは英国在住の彼の家族なのに休暇で日本を訪問していた時に起きたことであること。銀行の記録には彼の親族の連絡先の情報がないので知りたい。あなたが彼の親族ではないか確認するため連絡をした>という内容が書いてありました。

 「多額の遺産」という餌のような言葉と共に、同情をかう「大震災のエピソード」が書いてある。だからこそ怪しいと思う人は安全ですが、善意に富んだ人も含め、ちょっとコンタクトを取ってしまう仕掛けが入っていると感じました。


 でも、冷静に読み返してみると、「進」は姓ではなく個人の名前です。私と同姓と書いてあっても、(私の姓+進)として書いてある箇所はひとつもありません。そこが、怪しさに気づくヒントになります。

  同姓といいつつ、姓を特定して書いていない。つまり、これは「不特定のいろいろな姓の人たち」に向けて送られた迷惑メールに違いありません。誠実な元弁護士が遺産を渡したくて探しているのではないということです。

  目的は?

  ネット大好き人間の私が検索してみたら、一つだけココにこのメールについてコメントしている方がいました。

  どうやらナイジェリア詐欺(419詐欺) というもののようです。様々な架空のお話から大金を受け取れるかのよう示唆した上で、連絡を寄越してくるターゲットに対して手数料やら税金名目で金銭の前払いを要求をしてくるらしいです。

  日本では、いくら警察やマスコミ、銀行が注意を促してもオレオレ詐欺がなくなりません。だまされないためには、どこを注意すべきか、ひとつのヒントを与えておきます。

  これは私が考えたのではなく、息子が予備校の先生から聞いた話です(数字とかは覚えてないので、実際とは違うので1つの例として適当に入れてあるのでご了承の上お読み下さい)

  「詐欺を行う人間は、不特定多数に電話をします。(息子が交通事故を起こし、お金が入り用だ)という理由で、お金を振り込ませる詐欺をもくろむ時、例えば電話して、息子がいない人、息子がいても車を所有してない人、息子がお金に不自由しそうにない人も含め、例えば100件電話します。すると、中には5件その条件に合う人が電話を取る。そして、慌てさせ、理性を失わせて振り込みをしてしまう人が1人いれば、詐欺を行う人間にとって95件の電話をする価値がある」

  大事なのは、最初の例でいえば、それが不特定多数に送られていることを見破ることです。人は、つい自分の状況にあったことで電話を受け取ると、(自分に息子がいること、自動車を持っていることも相手が知っている→本当の話?)と思い込んでしまう傾向があるようです。

  つまり、最初のメールでも、本当に「進」という知り合いで、イギリスに住んでいる4人家族を知っていた人がこのメールを受け取る可能性があります。思わずメールを受け取って信用してしまい、連絡してしようという気になるかもしれません。

  でも、連絡するとき気をつけて下さい!まず第1にあなたがすることは、進さんの姓を相手に言わせて確認してみることです(メールアドレスなどから自分の姓を相手に悟られない注意も必要ですよ)。

  あなたの姓が進さんと同じ姓である確率はとても低いので、それだけで詐欺とわかるはずです。

  詐欺には冷静な判断で対処して、ひっかかりたくないものです。注意しましょう!!!    

  


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