よあけまえ
空気がぶるっと震えると
こどもたちが
ひとつ
またひとつと
舞い降りる
やわらかな葉の曲線が
呼び寄せ
はぐくみ
やがて
うつくしいしずくがうまれる
日が昇ると
光をあつめ
光を放ち
まばゆくきらめいて
もうこの世のものではない
何かに生まれかわる
と
いま、そのタイミングで
次の世界へ旅立つ
あるものは土へ
あるものは空へ
あるものは川へ
そうして
あたらしい時を刻む
もう目に見えなくても
もう存在さえ忘れられても
しずくは
そこにいて
いのちを
はぐくむ
空気がぶるっと震えると
こどもたちが
ひとつ
またひとつと
舞い降りる
やわらかな葉の曲線が
呼び寄せ
はぐくみ
やがて
うつくしいしずくがうまれる
日が昇ると
光をあつめ
光を放ち
まばゆくきらめいて
もうこの世のものではない
何かに生まれかわる
と
いま、そのタイミングで
次の世界へ旅立つ
あるものは土へ
あるものは空へ
あるものは川へ
そうして
あたらしい時を刻む
もう目に見えなくても
もう存在さえ忘れられても
しずくは
そこにいて
いのちを
はぐくむ