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何故スズメは米を、ツバメは虫を食う

2017年02月21日 | うんちく小ネタ

これも、小さいとき母の根ものな゛たりに聞いた話です。

 

春になり、ツバメが軒に巣を作り、

五六羽の雛がピーピー騒ぐ頃になると、

親ツバメが、セッセと虫を運んできます。

 

秋稲刈りが終わった頃、沢山の田圃に雀が、

落ち穂を拾いに集まって来ます。

 

 

「お釈迦様が、もう長くは生きられないと解った時、

世界の動物たちは、駆け付けたんだね。

いちばん早く着いたのは、着の身着のままで、

駆け付けた雀だったんだね。

でも、雀はそそっかしいから、お釈迦様の額に

足を引っかけて飛び越えてしまってね。

弟子達は怒って、懲らしめようとしたんだけど、

お釈迦様は、『急いで来てくれたのだから、

労ってやってくれ』更に『足を怪我していないか? 』

と気遣ってくれたんだ。

 

最後は燕で、化粧したり盛装していて、

遅れたことが分かり、弟子たちは収まらなかったんだね。

お釈迦様の、葬儀が終わって一段落した時、

弟子たちは、賞罰を相談してね。

雀は、着の身着のままで、一番に駆け付けたので、

『今後はお米を食べてもよい』とし、ツバメには

まだ腹の虫がおさまらずに『今後は虫だけを

たべなさい』と言いつけられたわけ。

雀は、お釈迦様の額に、足を引っかけてしまい、

それ以来、ピッコを引くようになったんだとさ」

 

 

現代の常識に、通ずるものが有りますね。

例えば、お香典は突然のことで古札をかき集めて

駆け付けるもので、慶事は楽しみにしていたので、

新札をそろえられるゆとりがあった・・・とね。

 

雀の写真が違っていたので、取り換えました



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