拝啓・舛添厚労大臣殿
貴方は、次期自民党総裁に、最も支持が多いですね。
しかし、今回厚労省官僚の、説明を鵜呑みにして、
「駆け込み天下り」を、承認しましたね。
その記者会見での無様さは「ブルータスお前もか」
と言いたくなりました。
八月二十九日、厚労省所管の、社団法人国民健康保険中央会
の理事長に、同省出身の前内閣審議官の柴田氏(60)を、
就任させました。
この時期が微妙で、自民党が民主党に、負けるのが確定的となった、
衆議院選挙の前日ですね。
しかも、貴方は記者会見で、「前任者多田前理事長の、
任期切れによる人事で、駆け込み天下りではない」
と言っていました。
しかし、多田前理事長の任期は、来年三月まで有りましたね。
国民健康保険中央会では、前任者多田前理事長の、
健康上の理由と説明しています。
貴方は、無駄遣いの典型、天下りやその天下り先への、
金の流れが、これだけ騒がれていることに、
関心がないのですか ?
それとも、功労大臣として、世話になった官僚への、
置き土産ですか ?
清廉潔白とは言えないまでも、自民党の中では、
もう少しまともな政治家と、思っていましたが、
官僚に答弁書を書いてもらって、そっくりそのまま
国会答弁をする、歴代自民党大臣と、少しも変わらない
ではないですか。
貴方が、自民党政権最後の、汚点になりましたね。
自民党が、自己批判をして、再出発するには、
貴方がリーダーになるべきかも、との期待も有りましたが、
甚だ残念ですね。
自民党の汚い体質が浮き彫りにされましたね。
修復するには難しい大きな問題点ばかり沢山残された民主党はこれからの4年間どう頑張れるでしょうか？
う～ん、困ったものです。
自民党はそのうち消えていく運命かもねぇ。
駆け込みの天下りを、いとも簡単に承認した事も驚きですが、
理由を、先任者の任期切れだと言って、国民をだました事、
或いは、そのように官僚に言われて、鵜呑みにしていた事ですね。
修復は、並大抵なことではないですね。
自民党との政官癒着時代の、蜜の味を忘れさせるのは、
大変な時間と、労力が必要ですが、それまで、国民が待ってくれるかどうか。
消えた年金だって、安倍元総理が、「最後のお一人まで」
と行ってから三年、遅々として進んでいない物を、
短兵急に成果を期待しても、無理はあるでしょうね。
更には、民主党自身も、多風呂敷を、広げ過ぎたきらいも、
有りますしね。
まあ、成果を急がず、一つ一つ情報開示しながら、
解決して言って欲しいですね。
なんか、政治家は皆、口では国民の目線でとか、言っていますが、
凡そ戯言でしか有りませんね。
自民党の中では、マシな方と思っていた
舛添さんまでが、
このざまですからね。
自民党が立ち直るには、解党的再生が必要だと、
言われていますが、十六日の首班指名に、
白紙か、辞任を表明した現総理名かで、揉めているし、
何より、新しい総裁を、首班指名までに、決められない組織が、
政権を奪回しても、良い政治が出来るわけないですね。
舛添さんも一突きに加わってしまったんですねぇ・・・
55年体制は一体何をもたらしたんでしょう。
次期政権が何を進めるのか、国民注視の中での世直しが進んでいくのでしょうか。
長期にわたって安定（？）していた政権の上に胡坐をかいていたんでしょうが、当分下野して、修行を積みなおしてもらわなければならないと思っている国民も少なからずおられることでしょう。
いかにして政治家の方々を働かせるか！？ これが我々小市民に投げかけられた課題です。
朱に交わって赤くなってしまったのか、元々善悪の判断が、付かない人だったのか、人の言う事を直ぐ信じてしまう、馬鹿が付く、お人好しだったのでしょうか(笑)
自民党議員達には、「政権力が無い」とか「責任力がない」とか言われた民主党だけど、折角のチャンスだし、小市民でも大勢いるのだから、政治家に働いてもらうために、目を光らせていましょうよ。