幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

シジュウカラの巣立ち

2024-05-13 | 野鳥

昨日の夕方のこと、シジュウカラが巣立ちをしようとしていた。

 

ヒナは三羽いたようだった。

そのうち二羽は十分に飛ぶまで成長していない。

二羽のそばには、親がまわりを警戒しながら頻繁に舞い降りてくる。

そして、「ついておいで」と誘うのだが、残念ながら親に従うことができないのだ。

 

胸元に残る黄色の羽毛が幼いことを感じさせるし、もちろん口ばしは黄色い。

飛び立つには、まだ十分ではないように見えるこの子は、親を呼んでいるのであろう大きな声で鳴いていた。

 

もう一羽は、1mぐらいは飛び上がれる。

ブロック塀に上がって親を待っているようであった。

 

兄弟がもう一羽いた。

こちらは成長が早かったようで、近くの桜の大木の枝まで飛んで行くことができた。

夕暮れが迫り辺りが薄暗くなるまで、親はしきりにエサを運んであげていた。

ひっきりなしに虫を捕えて戻ってくる、親の能力はすごいものだと感心する。

 

口移しにエサをもらう。

 

ちゃんと飛べない二羽の動きを見ていると、「なぜあと2~3日、巣の中で育ててあげなかったの!」と思ってしまう。

野生の鳥に文句を言っても始まらないが、無事に育ってほしいものである。

昨晩は安全な場所に移動できたのか、今朝は親子の姿は無く、鳴き声も聞こえてこない。

 



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