連日、記録的な猛暑である。
このカルガモの巣は公園の池に植えられたカキツバタの株(植木鉢)であるが、午前中は直射日光を浴びてしまう。
それでもしっかりと卵を抱いている。
気の毒であるがどうしようもなく、午後、太陽の位置が変わり、周りの木が陰を作ってくれるとホッとする。
卵を抱いてから14日目になり、孵化するまで、あと10日あまりというところか。
ここ数日の暑さを考えると、本能とは言えじっと卵を抱くメスの姿に、人間には推し測れない強さを感じるのだ。
40℃近くの気温のなか、親の羽毛で覆われた状態の「卵」は大丈夫なのかも心配になる。
4,5月に産まれた卵ならば、そのころの気温からして「温めている」という感覚で見ていられた。
さすがに、このところの猛暑では、卵の殻の中の適正条件を超えているようにも思うが、どうであろうか。