ここ一両日気温が下がってきた。
昨晩、久しぶりに「日本酒」を一杯やりたくなり出掛けた。
お通しは「つる紫と蛸のごま和え」。
ちょっとぬめりのあるつる紫と蛸の歯ごたえを味わう。
逸品が「カスべの唐揚げ」。
カスべとは見たことはもちろん食べたことも無かったが、口にしてみて「魚」であることは判った。
おそらくヒレの部分であろう、骨が多いのだが、その骨は決して細いものではなく結構太い骨である。
太い部分は、つま楊枝の太さぐらいはありそうだ。
ところが骨(軟骨)は、硬くはなくて抵抗なく嚙めるのだ。
身の間の骨がコリコリとしてなんとも言えず、あの唐揚げには、その骨の食感が無いと物足りないと思えるほどである。
唐揚げとしての料理の他、どんな料理法があるのかイメージ出来ない。
それほど唐揚げは、この魚に会っているように思う。
これはくせになりそうだ。