幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

「どくだみ」の花

2021-05-21 | 

「好きな野草は?」と訊かれて、どくだみを挙げる人を聞いたことがない。

増えだすとあっという間に地面を覆いつくしてしまう。

引き抜こうとすると途中でプツンと切れてしまい、なかなか根っこまでは抜けない。

残った根がまた芽を出してくる厄介な雑草であり、手を焼いている方は多いのではないだろうか。

さらにイヤなのは、そのきつい匂いである。

 

そんな「どくだみ」も、一輪一輪を見ると、やさしい花なのである。

水路の土手にはびこっている一群は、このところの雨にも恵まれ元気だ。

 

真っ白な4弁の花は、その名前や匂いには反して結構かわいい花なのだ。

小ぶりの一輪挿しにでも活けたらどうだろうか。