天井裏のお客さん

一階の天井で、ガサゴソと、微かな音がする。
ネズミか？
嫌な、気分。

しかし、この家の、どこから入り込んだのだろう。
餌など、あるわけでもないし････。

ネットで調べてみると、どうやら、野ネズミのようである。
山林や農耕地、雑木林などで生息していて、草や、木の種子、昆虫や土壌動物を餌にしている。
体長は、６～１０㎝、ハツカネズミくらい。

我が家のまわりの状況を見ると、当然、いてもおかしくない、ぴったりの環境ではないか。

公園の雑木林に囲まれている我が家、このネズミは、坑道を作って移動するというから、家の縁の下からでも、入り込むことができる。
普段、野にいて、寒くなると、暖かい家の中などに移動するという。

そして、このネズミは、食物連鎖の底辺に位置することから、たえず、外敵に狙われている。
しかし、このネズミを、近年、愛玩動物の一種として、飼育する愛好家もいるというではないか。

まさか、私、ペットになどする気はないが、まあ、私の家にいても、しょうがないなぁ～、と思った。
春になれば、又、出て行ってくれるでしょう。
それくらいの気持ちでいれば、あまり、気にならないというものです。

100円ショップの便利グッズ

100円ショップで　”小麦粉ふりふりストッカー”というのを見つけた。

コップのような容器の、蓋の部分がメッシュになっていて、小麦粉を中に入れ、逆さにして振ると、小麦粉がパラパラと出る仕組み。

単純なものなのに、どうして今まで、誰も思い付かなかったのだろう。（私は茶こしを使っていた）
これだと、残った小麦粉は、そのまま継ぎ足して、又、使える。
片手で、ふりふりできる。

100円ショップは、アイディアが一杯。
私が今使っていて、重宝しているのは、ねぎスライサー。
薬味を作る時などに、素早く白ネギをスライスできる。
もちろん、ねぎ以外にも、カラーピーマンなども、スライスして、サラダのトッピングに使う。

あと、鴨居フック。
鴨居を傷つけることなく、便利。
テーブルや、その他にも取り付けて、物を吊り下げられる。

但し、中には、考えねばならないものも、ある。
椅子の足カバー。

種類が豊富で、つい買っていたが、一袋（4個入り）100円でも、ダイニングテーブルの椅子は、４脚。
それも、しょっちゅう取り換えるとなると、あまり、お安くない。
私は、最近は、自分で毛糸で足カバーを編んで、取り付けることにしている。（その方が丈夫で外れたりしない）

100円ショップ、便利なので、大いに利用すべしと思うが、つられて、案外な買い物をしてしまっている時さえ、ある。

ガス会社のキャンペーン

都市ガスの自由化で、いろいろなガス会社が新規参入するようになった。

今日も、イオンに行くと、何やらキャンペーンをやっている。
各メーカーのガスコンロが、ずらりと並んでいる。
私の今使っているメーカーのものの、最新型（ビルトインタイプ）が、見ると、通常の価格より、安い。

思わず、そのブースに足を止めて、そのガスコンロを見入ってしまった。
どうして、この価格なのだろう････。

すかさず、営業マン（のような）方が、近づいて来て、あれこれ説明して下さる。
こんなに安いのなら････、ふと、今使っているのを、買い替えようか、と思ってしまう。

ところが、である。
これは、新しく参入するガス会社のキャンペーンであって、そこに、ガス器具のメーカーがタイアップしていて、今使っているガス会社を、この会社に乗り換えてくれたお客様に、特別にこの価格で提供させて頂く、というものであった。

つまり、そのガスコンロを手に入れるためには、ガス会社を変更しなければ、手に入らないというわけである。

結局、私はその気もなし、話を聞く振りをしただけで、その場を立ち去ったのだった。
都市ガスの自由化は、ガス会社のお互いの競争を激しくさせる。

自己嫌悪

自治会の防災訓練の日だった。

いつも、夫は参加するが、私は不参加。
しかし、夫が、近くの会場に出かけて、しばらく経って、洗濯物を干し終えた私は、ちょっと、参加してみようか、との思いで、遅れて出かける。

丁度、ホールでの、消防署の方のお話が終わり、外に出て、地震体験、消化器の使い方などを教わる時になっていた。

女性の方達、数人は、炊き出しの準備に入る。
私も、そのお手伝いをさせて頂こうと、割烹室に入った。

そこに居合わせた人達、一斉に、持参したエプロンと三角巾を、身につける。
私は････、と言えば、何も用意していなかったことに気付く。

このままでいいか････、と思ったが、かりに、私のせいで、食べ物に髪の毛が入ったら、と思った。
何も考えず、何の準備もして来なかった、気分だけで、参加しようとしていた、日頃の自分の、認識の甘さを感じてしまった。

私はそのまま、その場を離れることにした。

いろいろなボランティア、自治会の役目をこなしている人達と違って、私は全く、それに向いていない人なのである。
何かとても、恥ずかしくなってしまった。

と、いうわけで、早々に引き上げて、ひとり帰って来た。

あとに、自己嫌悪が残ってしまった。

公園

我が家は、庭の向こうが公園で、公園の借景と、我が庭の景色が相まって広がりを見せ、春夏秋冬の景色を見せつけてくれる。

そして、この公園は、市が管理しているわけだから、定期的に、剪定、草刈り、落葉集めと、まめにやってくれる。
常に、整備された、美しい景色を味わう。

と言えば、いいことずくめだが、それなりに、問題もあります。

これが始まると、私は、洗濯物をあわてて取り込む。
なぜなら、草刈機の騒音と共に、砂ぼこりが立つ。

木の剪定の、チェーンソーの音も、うるさい。
リビングの向こうを、職人さんたちが、行きかう。（日頃は静かな人の少ない公園です）

一度、草刈機が、小石を飛ばし、リビングのガラスを傷つけたことがあった。
もちろん、補償して頂いたが････。

とはいえ、日頃は、この公園の美しい景色を、満喫させて頂く恩恵にあずかっているわけですから、もちろん、苦情など、言いません。

今日も、小雨の中、草刈機の音が、朝から鳴り響いています。
私は、「ご苦労様」と、心の中で思って、眺めているのです。