学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

「足は新聞で隠す。口はタオルで隠す」

2012年09月10日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・9月10日≫
…昨日、地下鉄で飲み食いする女性を見かけました。
母親「有香ちゃん、地下鉄でジュース飲んだり、パンを食べても良いですか?」
有香「ダメ。新幹線は良い」
母親「そうね、新幹線はいいね」
有香「地下鉄は寝たり、携帯を触る。本を読む」
母親「携帯は本当はダメなのよ」
母親「寝ても良いけど、口を開いたり、足を開いちゃダメよ」
有香「足は新聞で隠す。口はタオルで隠す」

「私は笑いながら生まれた」

2012年09月10日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・9月6日≫
有香「私は笑いながら生まれた。エヘへへへ、エヘへへへ」
父親「お父さんは泣いたぞ~」 ←心無い医師から、赤ちゃんに会う前に告知されました
有香「えっ?」
父親「うれし泣き
有香「お母さんは泣いた?」
母親「お母さんは泣かない」
有香「何で?」
母親「お母さんは強いから泣かない」
有香「泣いて欲しい」
母親「じゃあ、わんわん泣くわ」
有香「それって犬?」
母親「犬じゃない。大声で泣くことよ」



「わんわん」は、主に子供に使うが、「おいおい」は、大人が激しく泣く場合に使う。

「猛牛の100倍怖いで」

2012年09月10日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・9月6日≫
…私は怒っていませんが、有香は怒られたと感じるようです
有香「もっと優しく言って」
母親「何も怒ってないやん」
有香「声が怖い」
母親「生まれつきの声です」
有香「早口やからあかん」
母親「前はもっと早かったです。これ以上ゆっくり言えません」

有香「お母さんが怒るとライオンの100倍怖い」
…100倍を知っているか疑問
有香「私が本気で怒ると猛牛の100倍怖いで」

猛牛の100倍ってどれくらいでしょうか?

福祉施設・事業所ガイドブック 2012

2012年09月10日 | 学校・友だち
進路講和会で、「福祉施設・事業所ガイドブック」を頂きました。

作業所の賃金は安いと聞いていましたが、本当に安いですね
ガイドブックをよく見ると、「就労時間」ではなく「サービス提供時間」と記載されています。
また、賃金ではなく工賃というようです。
施設ごとに違いますが、「利用料」や「保護者会会費」が必要なところもあります。
工賃は0円や100円/日のところから、高くて3万円/月ぐらいまで。

テーマ「作業所」 なぜ安い?作業所の工賃.

有香の将来を想像すると、想像力が豊かなので、言われた通りにコツコツと同じ作業の繰り返しは向かないと感じます。
人との会話が大好きなので、物が相手の仕事より、人が相手の仕事が向くような…。

月曜日は大学で聴講、火曜日は○○で奉仕活動…、水曜日は△△でお料理教室…、木曜日は老人ホームで、さびしいご老人の話し相手…みたいな生活は出来ないものだろうか?

そういえば、アメリカにダウン症児対象のが大学のようなものがあったような…。
確か、イギリスに留学している男子学生がいたような…。
はたまた、友人と協力して、起業する??

有香の学校卒業後の心豊かな生活のために、5年半かけて考えてみたいと思います。

進路講話会

2012年09月10日 | 学校・友だち
≪24年9月6日≫
高等部卒業後の、進路講話会がありました。
中学1年から、高等部卒業後の生活について考え始める…。
早いように思いますが、それぐらいから取り組むべき課題なのでしょう。

「子どもの将来の姿」を想像する
子どもの将来の姿をイメージし、今、身につけて欲しいことを精選し、指導計画を作ればよいそうです。
驚きましたが、数年後の姿ではなく、50~60代まで考えるそうです。
ダウン症児の場合は、30~40代ぐらいでよいのかもしれませんね。

一番育ててほしいこと
一番は「やる気」だそうです。
このためには、「考えてできたことを認める」「意識してできたことをほめる」ことが大切だそうです。
できたという結果よりも、やろうとしたことをほめることが大切だそうです。

「やる気を育てる」のは大変ですが、「やる気を潰す」のは簡単だそうです。たった一言で、やる気は潰れます。  子育て講座

余談ですが、私はルルド家のkieちゃんの「やる気」にすごいなぁ~と感動しています。今夏ハワイで、一人でハンバーガーショップ(英語・ドル紙幣)に行って買い物(対面で注文)をすると主張する姿に驚きました。一輪車の最初のひとこぎまでに数ヶ月要しても諦めず、競技会に参加するまでになっています。kieちゃんを見ると、持って生まれたものかな~とも思いますが、育て方や環境にも左右されるのでしょうね。

成功体験の積み重ね → 主体的な行動へ
周りの人に認められ、自分で自分が評価できるようになると良いそうです。

人間の幸せとは
・1つめ 「愛されること」
・2つめ 「ほめられること」
・3つめ 「人の役に立つこと」
・4つめ 「人に必要とされること」

自立活動とは?
6区分26項目あるそうです。
その中で、特に大切なのが『人間関係の育成』だそうです。

就職するまでに身についていることが望まれる課題(一般企業への調査で8割以上が回答した項目)
・日常生活
 トイレの利用ができること(トイレを汚さない・ペーパーの無駄遣いをしない・物を投げ込まない等)
・職業生活
 所有の関係が分かる(会社の物と自分の物の区別がつく)
 仕事に集中して取り組むこと
・協調性
・意思の表示
・一般的な知識(時計が分かる。「1時間後」が分からなくても、「○時まで」が分かれば可)

企業が求めるスキル
1番 やる気・熱意
2番 人柄
3番 健康・安定性(551の蓬莱(CM)では困る。551の蓬莱があるときないとき)
4番 社会的スキル・マナー
5番 業務スキル

就職するために
1.「働きたい」強い意志  
  なぜ働くのか(勤労観)
2.「あいさつ」「返事」「質問」「報告」 
  コミュニケーション能力
3. 体力  
  休まない 働き続ける
4. 家族のバックアップ
  家族が初日と最終日の反省会に出席することが大切。
  遅刻は家族のバックアップ不足。初日までに、実際に道順の確認をすることも大切。
5. 人柄
  素直な対応 まじめな態度
6. 余暇活動の充実
  働くだけでは息が詰まる。
  得意なことを仕事にするのは良い。
  好きなことは仕事にするより、余暇に楽しむ方が良いという意見もある。

まとめ
・体験していないことは、とても難しい
・よく似た仕事でも、般化させることは難しい(場面・人物・行動・時間)
だからこそ、体験が大切。

要するに、幼児期から、家の中や外でいろんな体験を積ませること。不用意な言葉でやる気を潰さない。
ということでしょうか…。
子どもが自ら洗濯物をたたんでくれたことをほめるのと、「たたんで頂戴」と言って、たたんでくれたことをほめるのでは、まったく違うのだそうです。


「やる気を育てる」
「主体性を引き出し、育てる」
中1からでは、遅いように感じますね。

「洪水注意報や」

2012年09月10日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・9月7日≫
…有香が、簡単なお願いを聞いてくれませんでした。
有香「お母さん、大好きよ
母親「お母さんは小好き」
有香「
有香「お母さん、大好きよ」
母親「お母さんは小好き」
有香「何で
母親「だって有香ちゃん、お母さんのお願いを全然聞いてくれないやん」
有香「
母親「 別にこれぐらいで泣くことないやん」

有香「洪水注意報や