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学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

口に合わない

2011年03月11日 | 言葉の記録 5年生
≪5年生・3月10日(木)≫
…夕食の天ぷらについて
母親「これがふきのとうよ」
父親「春の味やね」
有香「口に合わない」
母親「何て?」
有香「こっち(かぼちゃ)は口に合うけど、こっち(つるむらさき・ふきのとう)は口に合わない」


私が子供の頃、食事について「口に合わない」と言ったら、両親から厳しく怒られたと思います。有香が「口に合わない」と言った時、どこでそんな言葉を覚えるのだろうと思い、笑ってしまいました。

岩手県は?

2011年03月10日 | 言葉の記録 5年生
≪5年生・3月10日(木)≫

…有香が国語辞典を開きながら
有香「岩手県は…」
母親「岩手県がどうしたの?」
有香「津波がくるって」

…母親が地図で岩手県の場所を教えました
有香「ありがとう」

…国語辞典で『岩手県』を探し続けています。国語辞典に岩手県が載っているのかな~?と思いつつひきました。
母親「、の次はだから、後ろの方。ここ」
有香「ありがとう。東北地方の北東部にある太平洋に面した県。なるほど」
有香「お母さん、岩手県ってどんな形?」
母親「学校から帰ってから調べよう」


分からないことは辞書で調べたらよいと知っているようです。

ディズニーランドは千葉県にある

2011年03月10日 | 言葉の記録 5年生
≪5年生・3月10日(木)≫

有香「ディズニーランドは千葉県にある」
母親「誰に聞いたの?」
有香「○○さん。大きくなったら英語しゃべれるようになって、ディズニーランドの掃除するねんて」


上記の話はほぼ正確だと思います。
○○さんの夢はディズイーランドでキャストの仕事をすることだそうです。そのために、今、何を身につけるべきか考えて勉強をしているようです。


海の波とは違うねんね

2011年03月10日 | 言葉の記録 5年生
≪5年生・3月10日(木)≫

母親「今日は寒くなるらしいよ」
有香「真冬?」
母親「今日は、真冬並み」
有香「…」
母親「春だから、真冬ではないから、真冬並みって言うの」
有香「ふきのとうが出る春だから?」
母親「そうよ」
有香「分かった。海のなみ(波)とは違うねんね」
母親「そうよ」


最初、「今日は真冬波」と思っていたのでしょうか


昨日ニュースを聞いていたら「ほうちょうのくんれん」という言葉が聞こえてきました。「包丁の訓練」って何だろう?と思ったら「放鳥の訓練」でした。

ずっと昔、地下鉄からJRに乗り換えるために歩いていたら、「JRはふつうです」とのアナウンスが聞こえました。各駅停車に乗るんだから快速の運転が無くても「普通」で結構と思って、JRの改札に行くと「JRは不通です」と書かれた立て札が置いてありました。

私たちにも上記のようなことが、たまには(数年に一度?)あると思います。
有香には、結構あるように思います。
少し前には「間違い防止」について意味を聞いたら「間違い帽子」でした

言葉の理解を促すためには、ゆっくりと話を聞くことと、確認することが大切と思います。

虫の居所が悪い

2011年03月09日 | 言葉の記録 5年生
≪5年生・3月9日(水)≫

…朝、寝室から有香の声がしてきました
父親「有香ちゃんが頭が痛いって言ってるよ」

…リビングから寝室へ行きました
有香「headache」
母親「何?」
有香「headache」
母親「起きなさい」
有香「起きれない」
母親「じゃあ、病院に行って注射してもらうよ」
有香「どこに?」
母親「手かおしり」

…ようやく起き上がると、首を斜めにしていました
有香「首が痛い」
母親「まっすぐにしてごらん」
有香「出来ない。首が痛い」

…首はすぐにまっすぐになりました
母親「嘘をつくと、本当の時に信じてもらえなくなるよ。イソップ物語であったでしょ」
有香「今の分かる?」
母親「何?」
有香「虫の居所が悪い
母親「あっ、虫の居所が悪かったん?」
有香「お母さんもある?」
母親「有香ちゃんがグズグズ言うと、虫の居所が悪くなるわ」

…元気に登校しました

行く?帰る?

2011年03月08日 | 言葉の記録 5年生
≪5年生・3月6日(日)≫
…お店の駐車場を出て、家に帰るために、車のエンジンをかけながら
母親「さあ、行くよ」
有香「どこに?」
母親「帰るよ」
有香「はい」

私が言った「行くよ」は『出発するよ、シートベルトは大丈夫?』という意味。
日本語は難しい…。

今日は第一・・・やで

2011年03月08日 | 言葉の記録 5年生
≪5年生・3月7日(日)≫

…有香が朝起きると言いました
有香「今日は第一…やで」
母親「第一日曜よ」
有香「ゴミの日やで」
母親「廃品回収ね。お父さんがもう出してくれた」
有香「行きたかったのに
母親「8時までなの。来月お願いね」

先月、一人で廃品回収の新聞などを出してくれました。
まさか今月もやろうと楽しみにしているとは夢にも思いませんでした。

ふきのとう

2011年03月08日 | 言葉の記録 5年生
≪5年生・3月4日≫

…テレビでふきのとうの映像が流れました
母親「ふきのとうがあるよ。見てごらん」
有香「どこに?」
母親「まな板の上」



有香「あっほんとや。ふきのとうはもう春が近づいてますよっていうしるし?」
母親「誰に習ったん?」
有香「国語」
母親「いつ」
有香「何年だっけ?」
…そういえばそんな単元があったと思い出しました
母親「一年?二年?どんなんだった?」
有香「忘れた。あっ、夜が明けた?」

 
二年上の国語の教科書




発達検査より

2011年03月08日 | 言葉の記録 5年生
≪5年生・3月7日(月)≫
過去に何度も発達検査を受けました。本格的な検査は久しぶりです。今までにも受けたものもあれば、初めての検査もありました。
発達検査は、出来なく(答えられない)なるまでやります。つまり、出来なくなった所で終わります。
先生が「発達検査は達成感がなくてゴメンネ」と仰いました。

発達検査を傍で見ていると、「あ~、分かっているようで分かっていないんだな~」と思うことが多々あります。
けれども、課題が見つかるということで、有難くもあります。

今回の発達検査では、出きることと出来ないことの差が大きいなぁ~と思いました。

…発達検査より、ついつい笑った有香の珍回答をご紹介します。
先生「小さい子どもが叩いてきたらどうしますか?」←言葉は少し違います。このような意味合いの質問です。
有香「私はあんまり喧嘩ないねんけど」
先生「そうじゃなくて、もしも叩いてきたらどうする?」
有香「怪我する」

2桁の数字を逆に答えることは出来ますが、3桁になると逆には答えられませんでした。
4桁の復唱はできますが、5桁は難しいようです。不思議なことですが、4桁と5桁では難しさが全然違うようです。
電話番号は覚えるので、電話番号を覚えることと、数字の短期記憶とはまったく別物のようです。