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学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

「私はお母さんを苦しませることはできない」

2013年05月20日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月16日≫
…有香と雑談中の言葉
有香「私はお母さんを苦しませるようなことはできない」

私は有香から度々「おばあちゃん(母親の実母)への言葉が厳しい。もっと優しく言うんだよ!」と注意を受けます。有香の指摘はまったくその通りです。
有香が私に示してくれるほどの愛情を、実母に向けたことがありません。
母親にとっての娘としては、私より有香の方が、はるかに優れています。

「この人生があかんの?」

2013年05月14日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月13日≫
…母親は11日から風邪で調子が良く有ありません。
母親「いけまへんなぁ~
有香「何が?この人生があかんの?」
母親「そこまで言ってない。有香ちゃんの人生は?」
有香「無い」
母親「あるやん、生きてるやん」
有香「生きてるなぁ~ 私の人生はお母さんなの」
母親「お母さんが聞いているのは、人生が楽しいか辛いかや」
有香「私はお母さんとお父さんがいるだけで幸せ

「今日はお母さんに感謝を伝える日」

2013年05月13日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月12日≫
有香「お母さん、今日は母の日よ。おめでとう」
母親「有難うよ」
有香「あっそうか、有難う。今日はお母さんに感謝を伝える日」
母親「誰に聞いたの?」
有香「辞書に載ってた」


…有香が自室からこども大百科を持って来ました。
有香「これに載っとった」

…ページをめくるけれど、探している記載が見つかりません。


…母親が目次を見て言いました。
母親「無いよ。これには載ってない」
有香「載ってた」
母親「目次に無いものは無いのよ」
有香「載ってた」
母親「目次の意味を知らんねんから…」


有香「あった」
母親「本当や。『5月の第2日曜日。お母さんに感謝の気持ちを伝える日』って書いてある」
有香「ほらね」
父親「どこに書いてあったん?」




母親「きせつ はる の、 おもな行事と食べもの」
母親「(小学生の時には)拡大教科書をもらっていたのに、こんな小さな字が読めるんやね」

小学館こども大百科
クリエーター情報なし
小学館

「生まれたときからダウン症や!」

2013年05月11日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月7日≫
…事情があり、学校まで迎えに行きました。
中学部の先生「○○さん、カナダとか九州とか、あちこちにお友達がいてすごいですね」
母親「全部、ダウン症繋がりなんです」
有香「○○ちゃん(まーごん)がダウン症なの」

…先生と別れてから
母親「○○ちゃん(まーごん)がダウン症って知ってたの?」
有香「知ってるよ。生まれたときからダウン症や!」
母親「△△ちゃんは?」
有香「生まれたときからダウン症や!」
母親「じゃあ、T君(まーごんの兄)は?」
有香「ダウン症や!」
母親「

まだ、人を見て、ダウン症かどうかの見極めはつかないようです

詩「ヤフオクドーム」

2013年05月11日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月9日≫







「ヤフオクドーム」

おだんごみたいな風せんがとんだ
バナナの皮みたいな風せんは細い月
フライパンみたいな風せんからしずくがたれた
ボッチャーン
たまごみたいな風せんからツバメの赤ちゃんが生まれてとんでいった

ザァー
雨みたいに風せんがふってきた
私の足の下に落ちた
とりのフンみたい

「いるだけって、どれ位?」

2013年05月11日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・5月11日≫
…母親がキッチンで咳をしたら、有香がリビングから来て、母親の背中をさすりながら言いました。
有香「お母さんが咳をしたから来たよ」
母親「有難う」
有香「助かる?」
母親「いる(居る)だけで助かるよ」
有香「いる(要る)だけって、どれ位?」
母親「存在するだけってことよ」
有香「存在って?」
母親「立っている(居る)だけで助かるよ」

「必要なだけ」という意味の『要るだけ』
「存在する」という意味の『居るだけ』
日本語は難しいですね。

「そんなこと言ったら、お母さんがどう思う!」

2013年05月11日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・4月30日≫
父親「何か、お母さんが作った玉子より、有香ちゃんが作った玉子の方が美味しい」
有香「お父さん、お母さんが作った玉子は美味しくないの?」
父親「そんなこと言ってない。お母さんが作る玉子も美味しいけど、有香ちゃんが作った玉子の方がもっと美味しいと言っただけ」
有香「お母さんが作った玉子が、私が作った玉子より美味しくないってことでしょう?」
母親「そういうことやね」
有香「そんなこと言ったら、お母さんがどう思う!」
父親「分かった。どっちも同じぐらい美味しい」
有香「どっちやねん