今週は、真田丸を見終わった後に訃報が飛び込んできました。演劇界の重鎮であり、冒頭で武田勝頼を演じた平岳大さんの御父上、平幹二朗さんが急逝されたというのです。
なんということ。たまたま再放送中の「武田信玄」で武田信虎を演じておられることもあり、武田家とは二重にゆかりの深いところからの訃報に、「武田家滅亡」から始まったドラマの終盤に重ねて、なにか時の流れの深さ重さを感じます。いや、ほんとシャレじゃ . . . 本文を読む
いよいよ残すところあと10話となり、ラスト10/1話の今週は、純粋なつなぎ回です。
つなぎはつなぎで別に構いませんけど、つまならかったなあ今週は。大河ドラマも回を重ねて40回もやっていれば、そこまでに深く絡んだ人間同士の情とか、因縁とか、もう血を見なきゃ解きほぐせないようなこじれた関係性があっていいはずで、そういうのがあるほど良い大河ドラマだともいえるのです。真田丸に関しては、そういう絡みがび . . . 本文を読む
40話は、わたしが勝手に定めた「大河ドラマの重要な定点観測ポイント」の最後から二番目です(ちなみに何度も言うけど、第3回・第10回前後または3月最終週・第25回前後または6月最終週・第40回前後・最終回の1話前、の5地点)。
真田丸に関しては、第1のポイントが目が覚めるくらいよく、第2のポイントもしっかり決まってよかった、けど第3の折り返しのポイントが、なんだかダラーッとスルーされてしまい、よ . . . 本文を読む
はい、今週は出かけておりましたのでリアルタイムで見られず、いまごろ録画を見たわけなんですけど、正直「見なきゃよかった…」と思いました。
いや、ほんと嫌味でもなんでもなく、この回をみて、それでも感動でき、真田丸の今後に期待を寄せられる人って凄いと思いますよ。わたしには見えない、こよなく美しく精緻なドラマがきっとそこにはあるのでしょう。見えない私が悪いんですね。ええ。
あいにく生来ガサツな上に、 . . . 本文を読む
前回、「前代未聞のエア関が原」にガックリきたあまり、いろいろ口汚く罵ってしまって、ご不快になられた向きにはあらためてお詫び申し上げます。でも、後悔はしていません。あの印象が間違っていたなあとも思いません。今週は、前回に輪をかけてつまらなくて、エア関が原回のどうしようもなさを補強するような回になりました。
今週は真田昌幸さんのサヨナラ公演です。せっかくのサヨナラ公演、それも、ほぼひとりの魅力でな . . . 本文を読む
前回は、「前代未聞の超高速関が原」などといわれていろんなところで話題になったようです。まあ、話題にならないよりはなったほうがいいんだろうけど、関が原の戦いって、やっぱりこの時代としては決定的に大きなマイルストーンなので、そこは振り返りでひととおり描くくらいするだろうと思ってました。
それもやらないのも驚きでしたよ。小娘主演のスイーツ大河じゃあるまいし、どんだけ合戦嫌いなんだ。まあ、切ったはった . . . 本文を読む
いよいよ関ヶ原の戦い。1600年・慶長5年9月15日の、今日のその時がやってまいります。
…といって気が付いたのですが、この回の日付は9月11日。次回は9月18日で、9月15日はちょうどその真ん中になるわけです。もしかして…。まさかと思うけど、関が原をこのタイミングに入れるために逆算して、いままでのドラマを構成してきたのか?
すごいっっっ!!
…と感動するほど素直な視聴者じゃなくでホント申し訳な . . . 本文を読む
なかなか発表されないので、いよいよ大河ドラマも打ち切りか…と案じていた2018年大河ドラマが、発表になりました。
発表の前フリとして「堤真一主演・西郷隆盛」などと、目も眩むような噂が飛んだので、一瞬わたしも本気になり、ああ…もう、これで大河ドラマをあきらめられなくなったじゃないの、などとおもってニヤニヤしたのです。だってあの堤真一の大河ドラマ最終履歴が「武蔵」の又やんだなんて、みんな忘れてるけ . . . 本文を読む
今週は久しぶりに面白くて、45分きっちりドラマが詰まって、テンポもよく、上等なドラマを見る楽しみを堪能できた回になりました。よかったよかった。文句言いながら見放さず来てほんとによかった。関が原の戦いに至るまでの混乱は、戦国ドラマ的にも面白いところですから、このくらい面白くできればね。うんうん。良かったですよ。
…とかいいつつ、そのあと11時から3週お休み明けの「マスケティアーズ」みたら、あまりの . . . 本文を読む
お盆休みとリンクして、意外と楽しかったリオデジャネイロ五輪が終わりました。五輪ロスってほどでもございませんが、去りゆく夏とともに平凡なルーティーンがもどってきたなあ…という感じです。
真田丸も、オリンピックと幸い時間がかち合わなかったこともあり、視聴率も落とさなかったようでまずは重畳でございました。それにしても、今回オリンピックに挟んで視聴してみて、つくづく思ったんだけど、今年はとくにオリンピ . . . 本文を読む