弦好き

久しぶりに弦が聴きたいと思って
時間が空いた隙を狙い
ボロディン・カルテットの演奏会へ

ブラームスとシューマン

２日前のネット購入なので
席は悪かったけど、

ああ、すごーく良かった

音そのものはワタシの好きな音ではなかったけれど
音楽が素晴らしくて
ぐいぐい引き込まれる
構成力は綿密、安定感はあるし
なんだか野太いし、それでいて自由だし

ロシアの人ってなんだか本当、ローシーアー！！って思うね
途中、コサックダンスかと思うようなリズムの感じ方に驚いた


ワタシは弦の音がとても好きで
弦４は特に好き

だから
カルテットのプログラムでも
後半ピアノが入ると…
すごくがっかりする（ピアノ弾くくせにね）

まず
音がいつもの平均律になって弦だけの響きが消える
あれに幻滅してしまう
さらに
ピアノの人って
ソリスティックな人だと音色が融合しなくて
さらに幻滅する

こーゆーところで
ワタシの師匠は素晴らしいので
師匠の室内楽はいつまでも聴いていたいと思う

その他の場合、たいてい…帰ろっかなと…

だけど昨日のピアノの原田英代さんは素晴らしかった
弦の音色とすごくよく合ってて
（好きな音というわけではないけれど…）
求心力はすごいし
すごく楽しくアンサンブルを聴けた

ワタシの隣のオジサマも
すごく楽しんでるのが伝わってきた

だけど

やはり若い人は少ない
音大生と思しき人もあまり見かけない
もっと昔は多かったんだけどなあ
そのかわり
音楽評論家は何人も見かけた

帰り
自分のやってる音楽のレベルの低さに
改めて情けなさを感じながら
もっと勉強しようと思った

時間見つけて行って良かったです