湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 慌てて乗った客と慌てて降りた運転士

2016年12月22日 20時31分33秒 | ちょっとした出来事?
今日の夕方、
家の近くのスーパーへ買い物に出かけたおり、
奇妙な(?)光景に出くわしました。


少し雨が降っていたので
私はバス路線になっている道の歩道を
傘を差して歩いていました。
セーラー服の女子高生が一人、
私の横を走って追い越して行きました。
すでに辺りが薄暗かったからか、
なりふり構っていないようでした。

誰かを追いかけているようでもなく、
なぜ走っているのか
はじめのうちは分かりませんでしたが、
150mほど先のほうにバス停が見えたので、
察しました。

 バスに乗り遅れないように
 バス停まで必死に走っていたのです。

推察どおり、
その女学生が走り過ぎてから10秒もしないで、
今度は路線バスが私を追い越していきました。

バス停の50mほど手前で、
路線バスが女学生を追い越して行きました。
私はバスがその女学生を待ってくれるかどうか
占いました。

  ※熊本の路線バスでは、
    このような状況のとき
    走っているのが女学生の場合は待ってくれ、
    オバ様になると待ってくれない、
    ということが多いようです。
    (何度か目撃した事例にもとづく所見)


幸いにも優しい運転士さんだったのでしょう。
バス停には誰もいなかったのに
バスはハザードランプを点けて停まりました。
降りる人もいませんでした。

やっとこさで追い付いた女学生は
中央乗車口から乗り込みました。
(私も少しホッとしました)

しばらくしても
バスは動き出しませんでした。
そして、前の降車口から
運転士と思われる男の人が降りてきて
バスの前へ回り込みました。

バスに追いついた私は、
何かトラブルでもあったのかとバスの前を見ました。
何事も起きてなく、人影もありませんでした。

運転席には誰もおらず
乗降口が開いたままで
ハザートランプは点滅したままでした。
あの女学生以外は誰も乗っていないようでした。


道路を隔ててバス停の反対側は
小さい公園になっており、
公衆トイレがありました。

運転士さんは、
そこに駆け込んだようでした。

 時間調整したりする終点でならともかく、
 路線バスの運転士さんが
 途中のバス停で下車し○○するのは
 初めて見ました。

  抑え難い生理的現象が突発したのでしょう。

私がなにか力になれるわけでもなく、
少し気にはなりましたが、
ときどき振り返りながら、
停車中のバスから離れていきました。

200m以上離れてから道の角を曲がるとき
もう一度バスを振り返って見ましたが、
まだハザードランプが点滅したままでした。

  2分以上は経過していましたから、
  恐らく "小" ではないほう
  だったのでしょう。
  そのトイレに紙が備えてあったのか、
  非常に気になるところでした。
  今流行中のノロウィルス感染などで
  なければよいと思いました。


 乗せてもらったあの女学生は
 バスを降りるときに運転手さんに
 お礼を述べたのでしょうか?

  ※優しい運転士さんだったのかどうかは
    判断が難しいところですが、
    乗せてもらったことに変わりありません。

 小用じゃないほうで待たせた運転士さんからも
 女学生へ一言あったのでしょうか?

 女学生は
 『乗せていただきありがとうございました』
 運転士さんは
 『お待たせしてスミマセンでした』
 という気持ちを抱いていたことになります。

 しかし、それぞれがその言葉を口にしたら
 何となくバツが悪いので、
 たぶんお互い目を合わさずに
 やり過ごしたことでしょう。