湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

♥→♡ ついに入れ歯(義歯)が必要になりそうです

2016年11月22日 21時47分54秒 | ちょっとした出来事?
いま、私の上顎側切歯の片側1本が
欠損しそうになっています。

この歯です。

  ※私のこの歯型は
    3年前の歯科治療激闘の記念品です。
    私の歯科恐怖症(?)については、
    昨年の拙ブログ記事でも書いています。
     2年ぶりの歯科治療で <2015.6.11>

9月に歯根部分が化膿して浮いたように
なったので、応急治療してもらった歯です。
そのとき診てもらった歯医者さんからは
『そう長くは持たないかもしれません』と
引導を渡されていました。


あれから2ヵ月、
化膿しているようではありませんが、
グラグラして抜けそうになっています。
舌先や下の歯を使って
こわごわ動かしてみると、
60度くらい傾きます。
恐ろしいことに歯根部の先が歯茎の肉から
ハミ出てきますから
歯周組織が崩れたものと思われます。
(歯茎から血が出ないのが不思議です)

また恐怖の麻酔注射をして治療を
しなければいけないのかと
絶望的な気持ちになりましたが、
このままに放っておくわけにもいかず、
気が進まないまま歯科医院へ行きました。


チラッと私を見た受付の女性は
『また、あの厄介な患者が来た』という
顔をされました(のように見えました)。

待合室にいるときから
既に緊張して鼓動が早くなっていました。
座っていると落ち着かないので、
立ったままの姿勢で足踏みなどをしていました。

ふと、医院の本立てにあった
「無意識の整え方」(前野隆司 著)という本が
目に留まりました。
副題に
「身体も心も運命もなぜかうまく動きf出す ・・・」
と書かれていました。
もしかしたら切羽詰まった精神状態にある私を
救ってくれるのではと思い、
すがる気持ちで手に取って読み始めました。

そううまくはいきません。
名前を呼ばれるまで読み進みましたが、
平常心になることはできませんでした。


診察台に座り、深呼吸しました。
口を開けるより先に先生へたずねました。

私『2ヵ月前に診ていただいた歯が
     グラグラして抜けそうです』
 『麻酔を使わず、あまり痛くない方法で
   なんとか治療できないものでしょうか?』

そして、大きく口を開けました。

先生(何でもないことのように)
  『あ、これは自然に抜けます』
  『抜けたら来てください』

  診察はそれだけでした。
  そして、抜けた後の義歯について
  簡単な説明をしてくれました。
   いくつかの方法があるようです。
   麻酔なしで処置できるのもあるようなので
   安心しました。

 過酷な治療を施されるものと身構えていた私は
 拍子抜けしました。

 診察前の状態とはうって変わり、
   晴れ晴れとした気分になって
   医院を後にしました。