Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

RISING SUN ROCK FES in EZO@石狩湾新港樽川埠頭(8/20~21)

2005-08-25 16:37:23 | LIVE
くもり空の朝。8時半には一度目を覚まして朝食を食べたものの、疲れと天気予報の傘マークのせいで「まあ急いで行かなくてもいいかなー。」と気が緩んで2度寝してしまい、結局ホテルを出発したのは12時前でした。当然シャトルバスは長蛇の列な訳で、会場に着いたのは13時5分ごろ。ああ出だし悪すぎ。

会場に入ると、荷物を抱えたままGREENに立ち寄り、テント外後方からデパペペを聴く。デビューシングルしか知らなかったのですが、本当にギターうまくてびっくりしました。曲も良いし、サンステの某オレンジを意識しまくったMCも笑わせてもらいました。テント内で座って見られた皆さんがうらやましい。

で、某オレンジの客(ステージではなく)を見て「うわー」とか思いつつシートゾーンに入ったものの、当然のごとく既にスペースはほとんど無く、いちばん奥まったあたりでどうにか荷物を下ろすと、レインジャケットを引っ掛けてREDに向かいました。途中、祭太郎がラジオ体操を始めるところに出くわし、ウケながらも通り過ぎてしまったのですが、後でパスケースに祭太郎のラジオ体操カードを入れた人を目撃した瞬間、ああ何でそんな面白いものに参加しなかったのかと後悔・・・。

REDに到着すると、ビリー・ジョエルの「HONESTY」をSEにHONESTYのおっさん2人が登場して笑わせてもらいました。「テレビくん」がいなかったのには少しがっかりしましたが、オトナの音を聴かせてもらったので良いです。高桑さんは見るからに暑そうなセーター姿・・・何故?アイゴンはやたらと「僕雨男ですから、もうすぐ雨が降ってくると思うんで。」と縁起でもない発言を繰り返していましたが、どうやら会場内にはより強力な晴れ男がいた模様で。

その後ガチャガチャに移動し、5回だけ(失業中のため自主規制)ガチャガチャに挑戦。電気×スチャを引き当てました。他の4つは交換するにもインパクト弱いアイテムだったので、まあいっか、とブース出口に向かうと、なぜかスペシャのカメラマンさんに「すみませーん、この中で欲しいバッチあったらいりませんか?」と声をかけられる。カメラマンさんの手の上の数個のバッジの中にポリシックスを見つけたので、「あ、じゃあポリシックスください。代わりに一十三十一を。」「はーい、一十三十一ちゃんいただきましたー。」で交換成立。今考えると、スペシャのVJさんを交換に出すのは失礼だったような気もしますが、まあいいか。

と、ガチャガチャのすぐそばがえらい人だかりだったので覗き込むと・・・岩盤ブースがTVを設置して、甲子園の決勝戦中継を流してました。しかも8回裏で駒苫リード中!甲子園には何の興味もなかったのに、そのまま足を止めて見入る。そして、駒苫優勝の瞬間はもちろん大盛り上がり。道民のみなさん、おめでとうございました。いい瞬間に立ち会えて楽しかったー。

優勝のお祭り騒ぎを見届けたところで、再びREDに戻ってソウルセットを見ました。私にとって初ソウルセットだったわけですが、俊美さんのギターがえらくカッコよくてナイス。トラックの音トラブル(針が飛んだんですかね)には一瞬緊張しましたが、基本的にはほぼ踊りっぱなしでした。またちゃんとライブ聴きたいかも。

その後、怒髪天の益子氏とすれ違い(エゾの基本でいいんですよね、これ)、スープカレーとカシスオレンジを買ってシートに戻り、飲み食いしながら民生を楽しむ。と言っても、序盤はノリのいい曲ばかりで食ってる場合じゃない状態でしたが。さすらいが聴けたのはうれしかったです。スープカレーもかなり美味でしたし。

そしてついに来ました、フィッシュマンズ!ある意味、いちばん見逃してはならないライブ。という訳で景気づけにZIMAを1杯飲んで、ちょうど通りかかったBBBBを気分よく見送ってから、中央よりの前方柵のすぐ手前に陣取る。まわりにはたくさんスカパラファン(または欣ちゃんファン)がいました。笑顔の欣ちゃんとメンバーが現れた瞬間から、フィッシュマンズをリアルタイムで知らない自分でも感動してたんですが、当時からのファンの皆さんの思いはどれほどだったんでしょうか。

まずは郁子ちゃんがWEATHER REPORTを、そしてタカシくんがナイトクルージングを歌う。最初は踊っていいものなのか悩んだのですが、周りの子たちが全開でノっているのを確認したので心置きなく踊らせてもらいました。酔いも回って、欣ちゃんの笑顔もすごくハッピーそうで、どんどんいい気持ちになる自分。と、3番手のUA姐さんが登場したところで・・・頼りない天使のイントロが!とたんにガーっと涙が出てきて、音に身をまかせるしかない状態になる。このボーカルは似合いすぎました、ほんと。夕焼けも奇跡的でキレイだったなあ。

実はここまでの3人のボーカルは事前に噂で知ってたのですが、UA姐さんの「次はもっとすごいわあ」発言に「え、まだ誰かいるの?」とびっくり。そしたらば、流れてきたイントロがMELODYで、登場したのが清志郎ですよ!もうテンションMAXですよ!さっきの涙全開モードからスイッチを無理矢理切り替えて、踊る踊る。このライジングで、この曲が聴けたらいいなあなんて思ってたんですが、まさかこんな最高の形で。GODありがとう。そして最後に全員+BIKKEで、いかれたBabyを合唱。ここでスクリーンに映る欣ちゃんの表情を見てもうひと泣き。いったい何十分のステージだったのか、完全に魂抜かれたひとときでした。佐藤さん、あなたの残した曲は最高です。

軽く放心状態のまま屋台で辛味噌ラーメンをすすると、ハイロウズを聴きながらアーステントに移動。ちょうどリストバンドチェックのところで「日曜日よりの使者」が曲終わりになり、それまで曲に合わせて歌ってたバンドチェックのお兄さんが司会者口調に代わったのがすごくウケました。あのお兄さんたち、最高。で、アーステントに到着すると真心に備え待機。いやー真心すごかった、予想に反して新曲すら排除した完全にロックなセットリスト。あの無敵さがすごくあの空気に合っていた気がします。テントに邪魔されて花火は見えなかったけど、みんなで「かーぎやー!」と叫べたので満足ですよ。

そんでREDが押しまくってたので、ホクレンの屋台で休憩しながらエゴラッピン待ちしてたら、山さんが普通にテーブルに座ってスタッフと何か飲んでました。遠目に見てたんですけど、誰も声かけたりしてなくて。さらにREDへの移動中、タワレコブースでサイン会を終えたと思しきHONESTYの2人ともすれ違う。わーい、いよいよエゾっぽくなってきたぞー。エゴラッピンは中納姐さんが非常にステキでした。夜に似合いすぎ。そして1時間押しのスタートで「時間ないねん!」と言いつつも50分やったのもすごいぞ。

そしてここで事件が起きる。シートに戻ろうと歩いていると、アーステントを過ぎたところで人だかりを発見。駆け寄ってみると・・・うわああああ、きき欣ちゃんがいる!!2メートル目の前の欣ちゃんは、明らかに酔っ払いだったけどものすごく笑顔で、あまりにもかわいすぎました。いろんな女の子と話したり、サインしたり写真とってあげる欣ちゃんを見て、私もバッグにしのばせてたサインペンを取り出したり、相方にデジカメ撮影を頼んだりしたものの、結局声をかける隙はないまま、関係者通路にスタッフと消える欣ちゃんに手を振るのが精一杯でした。でもいいのです、この日いちばん会いたかったと言っても過言ではない人に会えたのですから(この時、欣ちゃんはたくさんの人の相手をしてくれてたそうで・・・本当にいい人だ)。

否応無しにテンションが上がってしまった状態のまま、お知り合いAさんとそのお友達の乾杯の場に合流。乾杯に混ぜていただく。みなさんテンション絶好調で、初めて会った自分ともお話ししてもらえてうれしかったです。で、「アジカンでバカ踊りをする」というAさんにご一緒させていただき、そのままサンステのアジカンを見に行く。君という花で一緒にバカ踊りをさせていただいて、相当楽しかったです。せっかくいい汗かいたのに酒の販売が1時で終了してたと知ったときのショックは大きかったですが。アジカン、場数踏んできた感じしますね。次にライブ見られる日を楽しみにしてます、といってもいつになったらチケ取れるんだろ。

当初の予定ではここで休憩タイムだったのですが、健さんを見たいという相方の希望に添って再度サンステ前方に向かう。CKBは、オトナの粋たっぷりのステキなバンドでした。タイガー&ドラゴンでみんなテンション上がってるのに、サビで思いっきり強引に曲を終わらせるあの潔さ、素晴らしすぎ。

さらにその場にとどまって、そのままくるりを見る。深夜3時にくるりのたたずまいはすごく合いますね。タカさんのドラムもちゃんとかみ合ってた気がします。が、ここで自分のバッテリーが急激に切れる。ばらの花の時にはところどころ意識が薄れ、ラストのブルースは「あーやばい」状態でした。演奏自体は良かったような気がしますが、やはりエゾロッカーに最後の気合を入れるためにもワンダーフォーゲルとかやって欲しかったかも。

空が白んできたのを確認しながら、ふらふらとシートに戻る。どうにか夜明けを見届けようと思ってたのに、結局くもり空からは朝日は拝めず、せっちゃんの声も眠気覚ましにはならず、どうにも限界となって5時過ぎに撤収しました。ちょうどシャトルバスに乗るところで「歩いて帰ろう」が聴こえてきたので、ありがとうまた来るねー、と心でつぶやきながら会場を後にしたのでした。

そんな感じで思い出をひたすら書き綴ってみた訳ですが、とにかく初エゾはめちゃくちゃ楽しかったです。まる2日、どこに行っても何かしら面白いというのは本当でした。結局まともに休憩した記憶がほとんどないです。雨をぎりぎりでしのぎ、例年よりはるかに寒くなかった、という天候も味方してたし。とはいえ、MOONやボヘミアンに行かずじまいだったとか、いろいろ心残りもあり。絶対また来年も行こうと心に誓いました。石狩湾の朝日よ、来年こそ会いましょう。
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