作歌の肝要

《個性》　《リアリティー》　《伝わること》　《新しさ》

夜はぷちぷちケータイ短歌のＨＯＷ ＴＯ 短歌のコーナーで
加藤治郎さんがおっしゃっていた作歌の肝要４点です。
僕のエクセル歌稿の最終行に書き置いてある言葉です。
誤って消してしまうことを危惧してここに記しておきます。

ほんとうの

　　　　2011.11.3 pm

ほんとうの仲間に会いにゆくためにかりそめの名のカードをつくる

雲みたいふわふわしてる空間は空港よりもわずかに近い

ふわふわの広い四角い空間は以前と以後のさかいめだった

羽田美智子！かと思ったら＊＊さんで石川美南さんは写真と同じ

五年間短歌を詠んでなかったと語る私のたどたどしさよ

さあみんなぞわぞわぞわとしましょうよ作者不明の歌集を読んで

三角形の二辺に立って話しますうさぎの君ととかげの私

「題詠ったーばかりやってて連作ができなくなった」は言い訳なのさ

ゆうぐれを窓に流してモノレール　スポーツ刈りとぼうずは語る

長靴か？いいえ猫です。おいしいです。アレルギーなら大丈夫です。

睡魔とは眠りの魔物ここちよく疲れた日には何かやさしい

はじまりの

　　　　2011.11.3 am

はじまりの光はやがて薄れゆくうすく汚れた車を洗う

青馬を洗えば命さえわたる車洗えばすぐに雨ふる

ひとの世のめぐみの雨はあした降れ車を洗う私のために

ワックスでむらなく車を磨きます磨きこむのは外側ばかり

がっつりと新車の匂いをすいこんで消臭ビーズはちいさくしぼむ