西美濃田園街道を下ると、黄金色に実った麦畑が養老山脈を背に、
金波銀派に色づき、一味違った光景が延々と広がっていた。
「麦秋」は梅雨前に麦の収穫期を迎える頃の季節でり、俳句の季語(初夏)である。
木曽三川の間に広がるこの黄金色の光景は、単一色で趣はないが、雄大な大地らしさが伝わってくる。
「風景」を表す英語:Landscapeという言葉は、オランダ語の「Landscap」に由来するという(オックスフォード英語辞典)。
"scap"という接尾語は英語の(friendship=友情、友人らしさ)における(ship)に相当するので、「風景」が「大地らしさ」を意味するといわれるからであろう。
公園の池では、睡蓮が咲き始めていた。