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パブロ・カザルスのBOXからベートーヴェンのチェロソナタ

2014-09-04 07:46:22 | クラシック音楽
パブロ・カザルスのチェロ

Wikipediaを眺めてると
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー がパブロ・カザルスを知らないなら
弦楽器のなんたるかを知らないということだ

♯と♭では
必要以上にシャープするし下りではフラットする

パブロ・カザルス以前の弦楽器奏法は
両肘を脇を締めてだったらしいのだが
パブロ・カザルスは弓を持つ肘を広げ
左も!

カザルス自身
登るフレーズでは
♯ぎみに
下るフレーズは
フラット気味に
という風に言ってるので意識的だったらしい

ただし
カザルスのJ.S.バッハはモノラル録音で
音が良くなく
音楽自体もふらついているのではと思い
それほど好きでなかったが
モノラルでも音量をあげ気味に聴くとそれほど違和感は無い

ステレオで今風の音は聴きたくなるのだが
これはこれでいいのであろう

BOXですが
ブランデンブルク協奏曲は飛ばして
ベートーヴェンのチェロソナタを聴き始める
伴奏はゼルキンだと思われる
録音が1951年&1953年ですがモノラルに聴こえますが
それなりに聞き応えのある演奏です

カザルス前後の演奏がどうなのかよくわかりませんが
ピアノの奏法でも色々存在する現在
ドイツ式やらウラディミール・ホロヴィッツの様なフランス式やら
大学で習っている時ですら
教えていただく先生によってまちまちだったあの頃

肉体的にどうすれば楽に動かせるかを追求できれば
それが正しい奏法であることは間違いない

明らかに間違っている奏法が今現在でも
色んな先生によって引き継がれているのは困ったものです。

◼️ピアノでスケールやアルペジオを弾く時に
親指をくぐらせるのですが
親指が限界までくぐってなおかつ届かない時に肘は使っていいのですが
何処かのおばちゃん先生は盛んに肘を広げたり縮めたり
平泳ぎじゃ無いんだから
一旦広げると元に戻す動作が生まれるので
必要最小限が良いと思います

◼️気持ちを込めてと言って
背中をピアノに押し付けようとする動作を教えてるババァも
わたしは嫌いです

◼️表現できる音色をできるだけ多く持つ

そのための指の訓練としてドホナーニのフィンガートレーニングは
大人でも楽しめる教材の様な気がします。
12色あればほとんど表現できそうですが
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリやウラディミール・ホロヴィッツは
どれだけあるんだろうと思われるほど
音色が多いのが特徴の様です

パブロ・カザルスの純粋な表現を聞いてると
ジャクリーヌ・ドュ・プレを思い出しますが

彼の演奏はそのまま心に響いて来る様です
むき出しの嘘偽りの無い表現がそのまま発せられている感じがします

Kakishima