クラシック好きです

交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

ベートーヴェン ピアノソナタ 第18番 スビャトスラフ・リヒテル

2014-06-30 07:30:14 | クラシック音楽


スビャトスラフ・リヒテル

ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 作品31-3
ロンド ハ長調 作品51-1
ロンド ト長調 作品51-2
ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 作品101

第18番
大好きな曲ですが
練習した記憶がありませんね

録音が
前のと比べてホールが響いているのと
緊張感がヒシヒシ伝わってくる絶妙に緩めのテンポが素敵です
演奏が素敵ですね

ミケランジェリの12番に勝るとも劣らないくらい
18番を価値ある曲に押し上げている気がします

ただし
学生時代聴いていたレコードとは違うのは分かります
なんだかわかりませんが
わたしはこの曲が好きなのは間違いありません
良い曲だし演奏も素晴らしい!

2楽章も3楽章もメロディーがしっかり頭に浮かぶと言うのと
4楽章も懐かしいぐらいだから
わたしさらった可能性があるかもしれません

このスビャトスラフ・リヒテルは素敵な演奏です!

ロンド ハ長調

これはテンポ早めですね
自分が弾いたテンポよりかなり早いが
ついていけないことが無いのは
このテンポもありなんですね

本当に1音1音が綺麗なのでメロディを聞くだけでも幸せを感じられます。

ロンド ト長調

28番
ベートーヴェン作曲のピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101は、1816年に作曲された。作風として、ベートーヴェンのロマン期・カンタービレ期から後期への橋渡しをする入り口となる、重要な作品である。即ち、この作品は第26番Op.81b『告別』や第27番Op.90のソナタのような豊かな歌謡性を備えながら、孤高の境地へと達する後期のスタイルの特質を併せ持ったものである。

第1楽章 幾分速く、そして非常に深い感情をもって Etwas lebhaft und mit der innigsten Empfindung (Allegretto,ma non troppo)
イ長調。属和音で開始される、極めて歌謡的な旋律を持っている。ソナタ形式であるが、その個々の旋律の美しさにより、その形式であることを感じさせにくく、極めて自由である。

第2楽章 生き生きした行進曲風に Lebhaft. Marschmäßig (Vivace alla Marcia)
ヘ長調。付点リズムの跳躍を特徴とした行進曲。一転して主題労作的であり、高度な和声法、転調技法で展開され、緊張感が高い。中間部はカノンであり、異様な落ち着きをみせるが、長くは続かず、流れの中で主部に戻される。

第3楽章 ゆっくりと、そして憧れに満ちて Langsam und sehnsuchtsvoll (Adagio,ma non troppo,con affetto) --速く、しかし速すぎないように、そして断固として - Geschwinde, doch nicht zu sehr und mit Entschlossenheit (Allegro)

イ短調 - イ長調。緩徐楽章を序奏としたフィナーレと見ることができる。その橋渡しの部分で第1楽章の主題が回想されるが、これは後に交響曲第9番で用いられる手法である。主部は堂々としたソナタ形式。展開部がフーガで開始されるのはピアノソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』以降、後期ソナタの特徴である。最後は喜ばしく閉じられる。【Wikipediaより】

曲も良いのですが
リヒテルの演奏が素晴らしい
名演と言って良いのでは

スビャトスラフ・リヒテルの演奏はポリーニの様な完全とかを期待するのではなく
かなり人間らしい感覚の中で演奏を組み立てている様に感じられます
その分1オン1音がかなり綺麗だと言うのが特徴かもしれません。

Kakishima


ベートーヴェン ディアベリのワルツ主題による33の変奏曲ハ短調op-120

2014-06-29 07:31:54 | クラシック音楽
ベートーヴェン ディアベリのワルツの主題による33の変奏曲 ハ長調 作品120
スビャトスラフ・リヒテル

ゴルドベルク変奏曲を意識して書かれた曲なのでしょうか?
始めて聴く曲ですが
これ一曲で50分以上かかる
スビャトスラフ・リヒテルならではのゴージャスで力強い演奏が聴かれます
実際
ゴールドベルクの演奏がグールドに限ると言うのであるのなら
ディアベリのワルツ主題による変奏曲はリヒテルに限るとと言って良いほど
素晴らしい演奏だと思います。

ただし
他の誰の演奏も聴いたことがないし
この曲を聴くのも初めてですが

始めて聴く曲にこれほど感動できるのは
曲が良いのは当然で
リヒテルの演奏に熱いものがほとばしっているからだと思います

ピアノの調律もリヒテルの強い打鍵に耐えられないのか随分狂いますが
途中でタッチを変えるのでしょう
狂った音が目立たない様に演奏しています!
当然と言えば当然ですが
それにしてもピアノ曲にこれだけの名作があったとは
これからまだまだたのしみがありますね!

ベートーヴェンの変奏曲と言えば
エロイカの主題による15の変奏曲とフーガは
クラウディオ・アラウの演奏が初めて聴いて
最高の演奏と思ったのが最近の記憶ですから
ここ最近名演名曲に随分出会えているのに感謝しなくてはと思います。

今はエロイカ聴いていますが
アラウってやっぱりええね!

ポリーニ ベートーヴェン ディアベリのワルツ主題による33の変奏曲op-120



中古のCDですが
ワンクリックでポリーニとアラウのを購入
ポリーニにさらに感激
良い音だしています
ポリーニの音なのでしょう深いバネのある音や
深いのに軽い音や
本当にたくさんの音色を駆使して演奏なされているようです

いきなり二人も快演してくれてるディアベリ変奏曲が好きになりました
まだポリーニの様な歌は出てきませんが
リヒテルの平均律集で寝起きを過ごすか
ポリーニのディアベリで珈琲か悩むところです
とにかくポリーニの良いところが全て出ている様な演奏だとおもいます

一曲50分前後の曲
ポリーニの後にもう一度リヒテル聴くと
やはり素晴らしい!
J.S.バッハの平均律を思い出される素晴らしい演奏

シューマンを思い出させる様なフレーズやら
確かにベートーヴェンの後期はロマン派の香りがするかもしれません

熱情やらワルトシュタインを聞き飽きた方には
オススメの曲ですし
リヒテルとポリーニは間違いなくお勧めです!

わたし自身ハンマークラヴィーアも聞くのが大変な曲だと思い
ほとんど聴いていませんが
このとしになったのでじっくり聴ける様になってきたのかも

Kakishima

クラウディオ・アラウ ベートーヴェン ピアノソナタ全集

2014-06-28 07:36:58 | クラシック音楽
クラウディオ・アラウ ベートーヴェン ピアノソナタ全集

・第1番ヘ短調 Op.2-1
・第2番イ長調 Op.2-2
・第5番ハ短調 Op.10-1
・第24番嬰ヘ長調 Op.78『テレーゼ』

リヒテルのボックスより
そろっていないベートーヴェンのソナタ集を聴いて
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ以来
ソナタに感動したのでアラウの演奏にも感動できる演奏があるのかどうか
今まで気がつかなかったことに出逢えるか

1番て番号若いからそれなりと思われるかもしれませんが
ハイドンやモーツァルトの影響を受けつつ
すぐに自分なりの世界を作ってしまうベートーヴェン
どの曲も鑑賞に耐える良い曲です。

2番2楽章辺りは
そろそろベートーヴェンが深い何かを訴えるような曲に
アラウもじっくり弾いてるところが好きです
三楽章から四楽章
やはり若いからとバカにできないくらい演奏効果がある曲ですし
アラウはしっかり表現してくれています
こんなCDを小さいうちにたくさん聴いておくべきだと強く感じます

第5番
テーマの付点が流れるような感じで天に登る表現ですが
それがわたしの場合もう少しどっこいしょになる以外は
右も左も素敵なバランスです

2楽章
ベートーヴェンの創る遅い楽章は
わたしはどれも好きですが
この曲もこんなに素敵な2楽章だと言うことに
今まで気がついていなかったですね

3楽章もこんなに弾き甲斐のある曲だったのですね
すごく素敵な曲に聞こえてきます
中学生にはレコードは高級だったでしょうが
今なら昔の10倍は買える位値段が下がってるように感じます

今は今か!

24番テレーゼ
耳に入ってきませんでした

Kakishima