クラシック好きです

交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

フランソワVSポリーニ ショパン 前奏曲集

2019-06-28 12:14:06 | クラシック音楽


CD4

ショパン:
1.4つのスケルツォ
2.24の前奏曲 作品28
録音:パリ、サル・ドゥ・ラ・ミュチュアリテ、
1955年9月14-15、26-27、29日(スケルツォ)、
サル・ワグラム、1959年2月3-4、6、10-11日(前奏曲)

サンソン・フランソワ

Disc7
1. ショパン:24の前奏曲 Op.28

マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
録音:1974年 ミュンヘン、ヘルクレスザール

サンソン・フランソワとポリーニを比べるのは
ヘップバーンとモンローを比較するのと似てるかもしれない
両方とも大変魅力的なのは間違いない。

フランソワを聴いてると24曲の全体像は見えにくくはなるものの一曲一曲の特徴がハッキリしてる!メロディーと伴奏部分がポリーニよりハッキリしてる。
ポリーニーは曲全体が細かいところまでハッキリ聞こえてくるしバランスが良いと言えるのでローラと例えても間違いない。
デジタルで細かいところまでハッキリ見えてしまうポリーニの演奏と必要なところが必要以上に強調されてるように聞こえるフランソワの演奏は受け身で聞いていても楽に楽しめる。

そんな点サンソン・フランソワのメロと伴奏はハッキリ役割分担してるのとポリーニより音色が多いので女体のでっぱりがわかりやすくモンローのごとく魅力的に感じるのである。

サンソン・フランソワが奇抜な解釈してると言えるかどうか
えっと?
感じたのはコンチェルト1番だけですが
その演奏はのだめがヨーロッパデビューした時の演奏と同じだと思います。

柿島秀吉


コメント (2)
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アンネ・ゾフィー・ムター ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト ヴァイオリン協奏曲3番5番

2019-06-24 17:38:39 | クラシック音楽


モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、第5番《トルコ風》

アンネ=ゾフィー・ムター
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン

ムターの楽器は音が良い!
ベルリンオーケストラはそんなゾフィーの邪魔をせずしっかり担いでいる!

チェロでは楽器次第だということに気がつきましたがヴァイオリンでも同じようなハンディがあるようだ!

良い楽器と出会えるのも才能かもしれない!
それにしてもヴァイオリン奏者は若いうちから完成される人が多い
それも女性が多いように思える
楽器の特徴にもよるのかもしれない!


柿島秀吉
コメント (2)
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サンソン・フランソワ ショパンBox

2019-06-15 20:24:19 | クラシック音楽



『ショパン: ピアノ作品集』

【曲目】
フレデリック・ショパン Frederic Chopin (1810-1849):
<CD1>
1-3. ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調
4-6. ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調
モンテカルロ王立歌劇場管弦楽団
ルイ・フレモー(指揮)

<CD2>
1-7. ポロネーズ 第1番-第7番
8. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22

<CD3>
1-3. ポロネーズ 第8番
4. 幻想曲 ヘ短調 作品49
5. タランテラ 変イ長調 作品43
6. 舟歌 嬰へ長調 作品60
7. ロンド ハ長調 (2台のピアノのための) 作品73
ピアノ共演: ピエール・バルビゼ(7のみ)

<CD4>
1-4. バラード 第1番-第4番
5-8. スケルツォ 第1番-第4番

<CD5>
1-14. ワルツ 第1番-第14番
15-18. 即興曲 第1番-第4番

<CD6>
1-4. ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35
5-8. ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
9-25. マズルカ 第1番-第17番

<CD7>
1-34. マズルカ 第18番-第51番

<CD8>
1-12. 12の練習曲 作品10
13-24. 12の練習曲 作品25
25-27. 3つの新しい練習曲

<CD9>
1-13. 夜想曲 第1番-第13番

<CD10>
1-6. 夜想曲 第14番-第19番
7-30. 24の前奏曲 作品28

【演奏】
サンソン・フランソワ(ピアノ)

1枚目にコンチェルトですが大胆な解釈に戸惑うかもしれませんがサンソン・フランソワは終始丁寧に弾いています、もしかしてテクニックが危ういのかと思わせるほど丁寧なので私でも練習次第で弾けそうと感じさせてくれますが、ここでの解釈でサンソン・フランソワはフレーズを拍で切ってしまう特徴に気がつかされます。
コンチェルトに関しては本当に丁寧に弾いてるので何度聞いてても飽きません。

ポロネーズ集といえば聴いてる方からすれば重くなりがちで稀に聴くことはあっても集としては滅多に聴きませんがサンソン・フランソワのは重くなくてポーランド地方の民謡か舞踊を鑑賞するかのごとく聴けます。

バラードとスケルツォに関しては私がショパンを聴き始めた頃散々聞いた音楽そのものです。

私のショパンはサンソン・フランソワのこの演奏とウラディミール・ホロヴィッツの演奏をよく聞いていたのを思い出せました。
カセットテープが伸びるまで聴いていたことでしょう!

ソナタに関しては初めて聴くと思いますがサンソン・フランソワのいつもの軽さはどこへ?かなり熱のこもった演奏をなさっています。
まだまだ聴き込む価値のある演奏だと思われますが続いて演奏されてるマズルカが全くダメ!
ただし18番からかその前からかサンソン・フランソワらしくなります。

ここ最近マズルカ集を聞き比べていますがホロビッツは全集出してないのですがこのサンソン・フランソワが私の理想に近いかもしれません!
ただし私のイメージの方が良い曲に感じることが多いので理想に近い演奏を探し続けていこうと思います。

練習曲集はミスタッチもありますがたいへん人間ぽいって?
ポリーニの演奏を聴いても真似しようなどとは思えず参考にはできますがサンソン・フランソワのはただ聴くだけでも飽きのこない人間臭さというかフランソワらしさが楽しめます。

夜想曲集はマウリツィオ・ポリーニーが出したのが絶品だと思いますが彼の演奏は聴く方にも緊張を要求してきます。その点フランソワの演奏は緊張を要求しないところが素晴らしい。

続く前奏曲集は絶品だと思います。
サンソン・フランソワの人間性に魅力を感じるのだと思います。

柿島秀吉
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ヘンリク・シェリング J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲

2019-06-11 19:19:44 | クラシック音楽


《CD 24》
J.S.バッハ:
1) ヴァイオリン協奏曲第2・1番、
2) 2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043、
3) 管弦楽組曲第3番よりアリア
[演奏]
モーリス・アッソン(ヴァイオリン)(2)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
[録音]
1976年、ロンドン

ヴァイオリン協奏曲有名どころですが伴奏がソロの邪魔というかうるさく感じる演奏が多くてあまり好きじゃなかったのですが、これまで誰の演奏を聴いたかもほとんど覚えていませんがヘンリク・シェリング のこの演奏はいい感じです。

柿島 秀吉
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ヘンリク・シェリング チャイコフスキー メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲

2019-06-06 18:08:19 | クラシック音楽


ヘンリク・シェリング 

CD 23

1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35

2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64

[演奏]

ベルナルト・ハイティンク(指揮)

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

[録音]

1976年、アムステルダム

 

この辺の名曲になると変な解釈をする人はなく誰を聴いても及第点の演奏をされます。シェリング  もそうした演奏の中でも無駄な力を入れないで自分の楽器を鳴らしきるよう楽器と対話してるうちに作曲家の意図する方向へうまいこと進んでいるように思えます。

ベートーヴェンのコンチェルトでは高音がよく響くが不安定なところをうまく処理しながらの演奏でしたがメンデルスゾーンなんかでは楽器をしっかりコントロールして微妙な揺れを見事に表現してるのに感心させられます。

 

やっぱ

ヘンリク・シェリングの演奏を聴いてると

音符全てに正しい価値を与えて表現するのが最低限の義務だと感じます。

 

柿島秀吉

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