ヘンリク・シェリング
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1・4番
[演奏]
サー・アレクサンダー・ギブソン(指揮)
ロンドン交響楽団
[録音]
1975年、ロンドン
ニコロ・パガニーニ(Niccolò(あるいはNicolò) Paganini, 1782年10月27日 - 1840年5月27日)はイタリアのヴァイオリニスト、ヴィオリスト、ギタリストであり、作曲家である。特にヴァイオリンの超絶技巧奏者として名高い。
PAGANINIと言えばリストが「私はピアノでPAGANINIのように」とかブラームスやラフマニノフなどもPAGANINI主題の変奏曲を書かせたほど多くの作曲家に影響を与えたヴァイオリ二ストであり作曲家であった。
パガニーニがヴァイオリンを弾き始めたのは5歳の頃からで13歳になると学ぶべきものがなくなったといわれ、その頃から自作の練習曲で練習していた。それら練習曲はヴァイオリン演奏の新技法、特殊技法を駆使したものだったとか!
これまでにPAGANINIのヴァイオリン協奏曲は聴いたことがあると思うがPAGANINIのヴァイオリンの曲集はそんなに聴いたことがない。
専門外の私にはヴァイオリンのテクニックで何が難しいのかわからないのであるが、ヘンリク・シェリング が弾くこのコンチェルトを聴いてると彼は難しいであろうパッセージを丁寧に引いてるのが伝わってくるその辺が好感持てるところだと思う。
それにPAGANINIといえば超絶技巧をひけらかす演奏ばかりかと思いきや、メロディーが大変甘くレディーを虜にして弄ぶかの才能があるらしい。
PAGANINIヴァイオリン協奏曲第4番2楽章にPAGANINIの映画で使われた歌がある。
映画ではソプラノで歌われ効果的に扱われているし3楽章も愛らしいメロディーの音楽が
PAGANINIは技術的にどうのいう前にヴァイオリンという楽器から言葉に代わるメロディーどんどん生まれてきたのであろうことがよくわかる。
官能的なメロディーでご婦人方の心の中に?
もう少しPAGANINIの音楽を追求する価値がある作曲家であると思う。
柿島 秀吉