良寛
つきて見よ一二三四五六七八九十を十とおさめてまた始まるを
《この鞠をついてみなさい。一二三四五六七八九十、十までついたらまた一から始めるのです。》
●
貞心尼は良寛様に弟子にして下さいと歌を詠み、手鞠を置いていったのですが、その入門の許可の手紙と共にこの返歌が添えられてあったということです。
仏の道にはこれで終わりというものはなく、永遠に続くのだという意味が込められています。
まあ、仏の道に限らず、なんでもそうですね。
これで終わりということはありません。
いつでも、「また一から始める」ということです。