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一日一書 700 「Eiko High Forever」(コラ書)

2015-09-27 10:48:28 | 一日一書

 

Eiko High Forever

 

作詞:G.Voss and R.T.Rush

曲:German Melody

 

 

校舎移転に伴い、校歌も変わったわけですが、

栄光学園には、いわば「第二校歌」ともいうべき英語の歌があります。

これは、初代校長グスタフ・フォス神父と、ロバート・ラッシュ神父による作詞になるものです。

曲は、German Melodyとなっていますから、フォス神父がよく知っていた曲だったのでしょう。

 

これを中1から習い、ことあるごとに歌っていました。

今でも、卒業生の結婚式などでは、この歌が歌われることがおおいようです。

 

とにかくフォスさんらしい、勇ましい歌詞ですが

難しい言葉も多く、2番以降はほとんど歌った記憶がありません。

 

Eiko High Forever以下のメロディーに入ると二部合唱になって

ぼくなんかは、上の方のメロディーを得意になって歌ったものです。

 

同窓会の方から、こんどは「Eiko High Forever」を書いてみて! って言われたので

試しに書いてみました。

英語を筆で書くというのも、けっこう面白いですね。

 

背景は、創立間もない頃の田浦での体育祭。

プロムネードをやっています。

今年も、もうすぐ体育祭。

改築中の中での体育祭は大変でしょうが、この時代にくらべればまだマシというもの。

頑張ってほしいものです。

 

 

歌詞の全文は以下の通りです。

 

Eiko High Forever 

 

1

Come all ye friends , join hearts and hands,
We sail for Eiko High.
Don't mind the gale, unfurl the sail,
Take up the battle cry:
Eiko High, forever, in any storm and weather,
We will stand by you,
With faithful hearts and true, loyal till we die.

 

2

The rigging’s fast, and strong the mast,
We are a fighting crew.
Through schoolboy years and manhood fears,
We’11 keep our course set true:
Let the oldsters mumble; let the critics grumble;
Young we are and brave,
In spite of wind and wave,
We sail for Eiko High.

 

3

Life's voyage run, a job well done,
We sing of days gone by.
With voices strong, the final song,
Our dear old battle cry:
Eiko High, forever, in any storm and weather,
We will stand by you,
With faithful hearts and true, loyal till we die.

(2番末尾は、現在は1、3番と共通)

 

 

訳すとどうなるんでしょうか。

試しに訳してみますが、

間違っていたら、直してください。

 

さあ友よ、やってこい。

心を合わせ、手をつなぎ、

栄光へむかって帆をあげて出発だ。

強風なんて気にするな、帆を広げるんだ。

闘いの雄叫びをあげよ。

栄光よ、永遠なれ。

どんな嵐や暴風雨の中でも

我等はいつもいつも死ぬまで忠実に君たちのそばにいる、

誠実で嘘のない心をもって。

 

2

ロープはすばやく巻き上げられ、マストは頑強だ。

オレたちは、闘う仲間なんだ。

学生の日々、そして大人としての様々な心配事を生きる中で

オレたちは、ずっと真実のコースをはずれはしない。

老人たちには繰り言を言わせておけ、批評家どもには不平を言わせておけ

若いオレたちは、勇敢なのだ。

風や波なんて気にしないで

栄光に向かって帆を上げるのだ。

 

3

人生は、走り抜ける旅だ。

仕事が成就したとき、オレたちは過ぎ去った日々を歌うのだ。

力強い声で、最後の歌を。

オレたちの大切な昔歌ったあの闘いの歌を。

栄光よ、永遠なれ。

どんな嵐や暴風雨の中でも

我等はいつもいつも死ぬまで忠実に君たちのそばにいる、

誠実で嘘のない心をもって。

 

 

 

う~ん、あやしいところもあるけど

だいたいこんな意味みたいです。

歌ったことのない2番や3番は

今回、訳してみて、初めて意味を知ったのですが

なかなかいい。

 

3番なんて、人生の最後まで歌っている。

 

ここで言われる「Eiko High」は

もちろん「栄光学園」を指すわけですが

それは、学校にとどまるのではなく、

最終的には「神の栄光」を指すのだと思います。

「神の栄光」って何のこと? っていうことにもなるけれど

それは、「世界が人々が愛し合う平和な世の中であること」のことだと

ぼくは思っています。

 

くり返される「We will stand by you」

在学中は、何となく「you」を「栄光学園」ととっていたような気がして

反発を感じたこともあります。

けれど今思えば、

「死ぬまで忠実」であるのは「栄光学園」に対してではなく

「友である君」に対してなのだと思うのです。

言ってみれば、この歌は、友情の歌。

だからこそ、今でも、歌いつがれているのでしょう。

 

教育観では、決して共感できることばかりではなかったフォス校長ですが

この潔さ、この困難に立ち向かう勇気は

確かに、学んだはずです。

これからも、人生の様々な場面で、

この歌はぼくらを鼓舞してくれるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 


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