鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

台風21号の爪痕

2017-10-24 06:46:46 | 日記
報道を見ていても台風21号が爪痕を残して各地で被害が出ているようです。

がけ崩れや冠水等々。お見舞い申し上げます。




美嚢川や加古川上流も危険水域を報道がありました。


しかし、凄い風でしたね~。


22日の深夜家が揺れました。


震災の傷跡もある影響かな?と思ってはいましたが、ABCラジオを聞いていると同じ事を言われる方がありました。


MBSでも金村義明さんも「神戸はえげつなかったな~。ホテルでも寝むれんかったで~!」と言われてました。




朝工場を見ると前に植えてあったバラの木が折れてました。


入り口に張っていた物も。













11月5・6日と行われる金物まつりのポスターです。


上に張っていた小さいポスターは無事でした。








商工会議所で新たにもらってきて張り直しました。








失敗

2017-10-19 06:47:23 | 大工道具
うちでは失敗出来ない物が多くあります。


自分所で削るのもなら何とでもなりますが、持ち込みなどは失敗できません。



黒檀にウレタン?塗装がしてあります。


家具の様な塗装です。聞くと結構高いそうなのです。




注意深くする事で今までは失敗がありませんでしたが、ついに・・・。遂にやってしまいました。










木が細くて平待ちの大きい物を合わせる。


普通ではまず無理です。で、やった事。


限りなく小さい口金を使い・面を限りなく小さく、口金をヘシャげる。



中尾を研磨して細くするも。こんな感じです。









木に身が少ないので割れ易くなります。


口金も。









この方向から見ると、テーパが無くまっすぐに見えます。




この作業を知った卸さんが「ここまでやってんの?鍛冶さんにマチを細くしてもらって来るは」って事で細くして来てもらいました。


次回から細くなって来ると思いますが。




氷鑿は水を使うので一段と硬く仕込まないと抜けてきます。


次回からもう少ししやすくなるかも?です。


解かってもらえる事が少ないのですが全力を出す事のみです。

甲丸追入れ鑿

2017-10-11 06:48:49 | 大工道具
一見丸鑿の様に見えます。


内丸・内鋼は特殊鑿鍛冶さんの得意分野です。


これらの鑿は鋼にカスガイが入ってません。


この形と追い入れ鑿が合体したような形が甲丸。


非常に造りにくいのでは?と思われます。


初めてこの形の鑿を見たのは清久さんの鑿でした。



三木でも初めて見ました。









錬鉄でひねりとくればこの方のです。









面無しの口金を焼いた物と黒檀の組み合わせです。









やはり「作りにくかったわ~!」と言われてました。











秋祭り

2017-10-10 12:27:53 | 日記
この連休は色々な所で祭りがあるようでした。


母親の実家の方や嫁の実家の方もそうでした。



うちは嫁と末娘と共に三木の秋祭り大宮八幡宮に行ってきました。


宵宮は宮入りくらいから。


昼宮の日曜日はは少年野球の審判のお手伝いがあったので16時くらいから。


以前住んでいた町の屋台の所に大概は居ます。


普段デジカラを持って行く事が無いですが、今回は写真を撮ろうと。


太鼓のバチを作ったと言う事もあって本体より太鼓の音が気になる今日この頃です。


動いてるのを撮ってるのをよく見るとピンボケ。




止まってた新町屋台です。色鮮やかな水引幕です。







高蘭掛です。








末広は金が多いです。







高木屋台の夜










照明が当たると凄く綺麗。自分が子供の頃のと比べても刺繍もずい分立派になりました。





子供用にはソフトクリームとチョコバナナを買い、もう1つ何か遊びをさせようかと。


輪投げ・スーパーボールすくいと色々有りましたが、結局ヨーヨー釣りに。




浮いてるゴムを狙って3つゲット。で1個大きな物をもらいました。







小学生の頃四角いガムのような片抜きってのがありましたが、すっかり見無くなりました。

柄の長さ

2017-10-05 06:52:29 | 大工道具
鑿の長さで柄の長さも変わってきます。


身と柄は重量バランスなので。


この前に久しぶりにミニ鑿の柄付けをしました。




差鑿の一緒にしていたので写真を取りました。


左から差鑿・追入れ鑿・ミニ鑿の順です。









追入れ鑿とだいぶ長さが違うように見えます。


磨く部分が短いのでかえって大変です。


追入れ鑿と同じように磨ってしまうと身が凄く短かく見えてしまい不細工に映ります。





綺麗と言うのも道具として大切な部分だと思います。


こういう所に気を付けて仕事をしていきたいものです。


想いを込めて。