木村タイトル奪取ならず 王位戦終わる

　木村一基八段に期待したが、３連勝の後４連敗。残念ながら王位のタイトルはとれなかった。
　第７局も、最終盤にひよっとしたらという局面はあったが、最後は深浦王位に攻め潰された。木村贔屓としては「残念」の一言。こうなると、自分が負けたのと同じような心境でガックリ、ブログに詳しく書くこともできない。

封じ手は６四歩

　王位戦最終第７局、封じ手（５４手目）は△６四歩だった。一応手堅く受けた手と言える。
　深浦王位は▲７五歩から攻めを継続、それに対し木村八段が△３九飛と打ち込んだ。いよいよ激しい攻防戦、どちらの読みが優っているのだろうか。目が離せない戦いになりそうだ。

王位戦、封じ手は△６四歩か△３九飛か？

　先手深浦王位の▲４六角に対し、木村八段が１時間以上の長考に入っている。
　おそらく、このまま封じ手になるものと思われる。
　△６四歩と受けるか、放置して△３九飛と打ち込むか。へぼの私には、そんな手しか浮かばない。（否、もっといい手があるのだろうが、・・・・。）　
　ここでの対応は、明日の展開に大きく影響する。木村八段のタイトル奪取がかかっている局面に違いない。
　木村八段に初タイトルを獲らせてやりたい気持ちが強いので、自分のことのようにどきどきする。

深浦か木村か？ 王位戦のタイトルは？

　木村一基八段が３連勝した後、深浦康市王位が３連勝してタイに持ち込ん第５０期王位戦が始まった。最終の本局でタイトルを獲得するのはいずれか？・・・・・。深浦王位の防衛か、それとも木村八段の初タイトル獲得となるのか、大変興味深い。
　振り駒で深浦王位が先手となり開始。横歩取りから角を交換して、またまた激しい戦いになりそうだ。
　午後３時半現在のところ、素人の私なら飛車を二枚持った木村の方を持ちたいが、タイトル戦でのプロ棋士の戦いだけにどうなるのかは、全く分からない。封じ手まで２時間余り、明日の夜まで目が離せないだろう。

羽生四冠は強い。王座戦で１８連覇

　第５７期王座戦第３局、７８手で羽生善治王座（四冠）が挑戦者山崎隆之七段を下し、３連勝でタイトルを防衛した。これで王座戦１８連覇、しかも３連勝のストレート勝ちも５期連続で、将棋界初の凄い記録である。
　この将棋、後手の羽生王座は先手の山崎七段を横歩取りに誘い、中座飛車戦法をとる。山崎七段が自身の考案した中座飛車対策「新・山崎流」を選び、激しい戦いに突入した。
　羽生王座が飛車を敵陣に打ち込み、山崎玉に迫った。それに対し山崎七段も竜を作って反攻したが、最後は羽生王座が強襲し一気に寄せに入り、正確な攻防手を見せ押し切った。
　終わってみれば、７８手の短手数。挑戦者山崎七段に力の違いを見せ付けた感が強い。負けた山崎七段の立ち直りと一層の精進を期待するしかない。