先週行われた将棋名人戦の第７局、山梨の湯村温泉常磐ホテルまで大盤解説会見たさに出かけた。温泉を楽しむため２泊３日の旅行にしたが、大きな目的は羽生善治名人の逆転４連勝をその地で見たかったからだ。
二日目の昼ごろから森内九段優勢の将棋になり、大盤に向かったほとんどのプロが羽生が劣勢と解説した。
羽生びいきの小生は、午後８時近くになると羽生の勝ち目は森内のミス(ポカ)しかないと思った。米長会長は、名人が決まったらこの場に連れてくるとおっしやる。
この言葉を聞いているので、終局を待たずに会場を出てしまった。
ホテルのレストランで、遅い夕食を食べた。何を食べても美味くない。羽生名人が勝っていたら、祝杯をあげられるのに・・・・・。
泊ったホテルの部屋は、BSが視聴できずがっかり。でも、これでよかったのかも・・・・・。
羽生名人の「負けました」は、見たくなかった。
家へ電話したら、家内がダイジェストを見ていて、「貴方の言うとおりになってしまったね」と言う。家内は、どちらかと言うと今回は森内九段を勝たせたかったようだ。
「ああ、とうとう名人位を明け渡してしまったのか」と思うと、元気もなくなる。
この責任の一端は、小生にあるかな。今まで、羽生名人のタイトル戦に５回出かけたが、その都度、負けていた。
私が観戦に出かけたせいかも知れない。「羽生さん、ご免!!」