先日行われた竜王戦第1局。羽生三冠の封じ手について、恐れを知らない私ヘボ爺は、疑問を呈した。
封じ手は「▲2五角で」。これで渡辺竜王の攻めを封じ、羽生三冠が有利に展開できる。天下の名人の手に疑問を投げかけた。
この手について、BS放送やインターネットの解説でどのプロも一切触れてくれないので、不思議でならなかった。それほど、自分ではいい手だと思い込んでいたのだ。
そんな時、「daichanの小部屋」(片上大輔六段のブログ)に竜王戦の記事が載っていたので、この件についてコメントを記入してみた。そしたら、何と片上六段から指導のコメントが返ってきた。その内容の要旨は、「▲2五角は、駒損になるので、この段階(=中盤から終盤に差し掛かった局面かな?)では無理だ。つまり成り立たない。」といったものだった。言われてみれば、まったくその通りに違いない。私の思い込みがひどかったようだ。
それにしても、プロの先生がこんに質問に答えてくださったことに驚くとともに、とても感激した。
これまで、東大出の異色の棋士で奥様が「動物将棋」の発案者ということしか知らなかったが、へぼ将棋の一ファンのために解答してくださったことに対して、本当にうれしく思った。片上先生ありがとうございました。
これを機に片上六段のファンになり、心の中で応援していきたい。早く七段、八段の昇段されることを願っている。