顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

雀の交通事故

2017年06月11日 | サイクリング
涸沼サイクリングロードの北側始点は、この時期になると両側に草が生い茂ります。春先は土が見えていた土手が、2,3か月でこの状態になります。遠くに涸沼川の大貫橋が見えます。

追い風でスイスイ走っていると、眼の端に草むらから飛び出す小さな影、そして後輪に軽い衝撃…、戻ってみるとスズメが血を流して死んでいました。唖然、どうして空を飛ぶ雀が?草むらに?後輪で轢いてしまったようです。即死のようでした。小さな生き物の血の赤さに、失われた命の大きさを見る思いです。
まだ暖かい体を飛び出してきた草むらの草の褥の上にそっと置いて、ごめんね、避けきれなかったと手を合わせました。

暗い気持ちで走っていると、道に1mを超える大きなアオダイショウ、動きそうもないので鼻先を通り過ぎたら、やがて悠々と草むらに入っていきました。ここは葦の中から様々な鳥の鳴き声が聞こえるラムサール条約の登録地、蛇も生きていくのにはいい環境なのかもしれません。

しじみ採りの舟が出ています。資源を守るため、径12ミリ以上、日曜祭日以外の午前7時から11時まで、12月から4月までが午前8時から昼まで、1日の漁獲量 は100キロまでと、厳しい規制があり、漁業者の数も限られており欠員を待っている状態だと聞いたことがあります。

秋の月の広浦公園では、草が綺麗に刈られていますが、縁石の部分にヒルザキツキミソウが一列に残っていました。雌蕊の先端が十文字という面白い形をしています。

帰り道いつもの場所でタワラグミの真っ赤な実が鈴生り…、小さな生き物の死と梅雨入りの憂鬱な気持ちを、少しばかり明るくしてくれた鮮やかな色の写真が撮れました。

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