顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

霞ヶ浦の白鳥

2016年01月10日 | サイクリング
暖かい今年の冬、冬はいつも仕舞ってある自転車を積み込んで霞ヶ浦ふれあいランドへ、真冬とは思えない穏やかな左岸を天王崎方面に乗り出しました。
しばらく走ると、湖に白鳥が二羽、周りには他の白鳥はいないので番いでしょうか、近付くと寄ってきます。思わず持っていた煎餅のかけらを2.3片、本当は餌付けはいけないのでしょうが、その間に写真を撮らせてもらいました。


帰ってから調べてみると、霞ヶ浦には定住している「コブハクチョウ」と、冬の間だけ訪れる「オオハクチョウ」「コハクチョウ」がいるようです。
くちばしがオレンジで、黒いコブがあるので、定住の「コブハクチョウ」と分かります。本来外来種ですが、各地の公園で羽を切って飼育されたものの育った子供は空を飛べるために、他へ移動して住みつき、ほぼ1年中観察できる鳥になりました。ここの「コブハクチョウ」も北海道ウトナイ湖で繁殖したものが長距離移動してきたという説があります。一方、渡り鳥の「オオハクチョウ」「コハクチョウ」はくちばしが黒く、付け根が黄色で、のどくびもコブハクチョウより少し短いです。

バレーや童話にも出てくる優雅で気品のある鳥ですが、ここ霞ヶ浦ではレンコンや在来植生を食害することが問題になりつつあるようです。
なお、白鳥は冬の季語です。

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恋白鳥つらら垂る胸反らしけり   鷲谷七菜子

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