顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

格安ホテル

2015年07月19日 | 温泉

格安がうたい文句のホテルに行ってきました。一泊2食に飲み放題(1時間)がついて、なんと5,325円(税別)!4月に学生時代の演劇部仲間5人で泊まり、にごり湯が素晴らしかったので、近所の飲み仲間を誘い6人での再訪です。
那須高原の1200mの高地にある高尾温泉、周りには何にもない行き止まりのロケーション、4階建ての72室もある大きなホテルですが、今は格安ホテルグループが営業しています。
徹底した合理化がとられており、フロントは朝8時頃から夕6時頃まではスタッフが対応しますが、それ以外はガードマンです。食事は朝夕ともバイキング、夕食の飲み放題は1時間のため、長居の客はいません、料理内容も値段相応ですが、不思議なことに誰もまあこんなもんだと納得しています。結局、価格とサービスの位置関係をしっかりと理解できているということになります。



さて自慢の露天風呂、毎分1000lのにごり湯は少しぬるめの36度、那須七湯の1つで、江戸時代には山岳信仰の登山者に利用されたことから「行者の湯」とも呼ばれていました。含硫酸塩硫化水素泉の温泉で、豊富な湯の花が浮き沈みする白濁した湯は人気があり、ホテルができる前は無料の露天風呂として知る人ぞ知る名湯だったようです。
建物から少し離れた露天風呂は、手作りのような囲いで覆われただけの野趣あふれた作りで、入浴中突然の雷雨にびしょびしょでホテル内に逃げ込みましたが、夜は下界の明りを眺めながら長時間浸かることができました。
アルコール、つまみ類は途中のコンビニで仕入れて部屋での酒盛りも盛大にできましたし、1200mの眺望とたっぷりな硫黄泉を価格以上に充分満喫できたと思います。

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