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顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

偕楽園公園  2018秋

2018年10月20日 | 水戸の観光

いかにも秋のひとコマ、コスモス(秋桜)畑と遠くに偕楽園の好文亭です。これで秋晴れの空なら言うことないのですが…。

窈窕梅林の一画にアメジストセージ、この場所には「水戸の六名木」の梅がまとまって植えられています。

月池を飾るキバナコスモス(黄花秋桜)、鳥のように動く白いものは、彫刻家新宮晋の「風の鼓動」という作品です。

ハナミズキ(花水木)の真っ赤な実は有毒だそうです。大正4年(1915)にソメイヨシノを贈ったお礼にアメリカから贈られた樹木が全国に広がりました。

シャリンバイ(車輪梅)も巨峰のような実をつけています。毒ではなくかすかな甘味だそうですが、可食部分はほとんどないそうです。

千波湖の南斜面の湧水帯にも、ウメモドキ(梅擬)の実が…。この一帯は驚くほどの湧水量で千波湖に流れていきます。

湧水が千波湖に流入する小川にはミゾソバ(溝蕎麦)がびっしり、蕎麦の花に似ているので命名、拡大して見るとタデ科の可愛い花です。

暑かった夏を忘れたように木々も色付いて来ました。今年の紅葉は、時期、色合いともに平年並みとの情報が出ていました。

一周3キロの千波湖畔のランニングコースは、周辺の約750本の桜の紅葉がはじまり気持ちよく走れる季節になりました。

プラタナス(鈴懸)の実を見つめる水戸黄門像、彫刻は小森邦夫で撰文は瀬谷義彦、書は関南沖、いずれも故人ですがそうそうたるメンバーです。

日本3名園といわれる偕楽園は12.7haですが、それを取り巻く周辺の緑地帯を合わせて偕楽園公園といい面積は300ha、都市公園としてはニューヨークのセントラルパーク(340ha)に次いで世界第2位の広さです。