12月9日に偕楽園で、造園の名工と言われる方々による梅の剪定見学会が行われました。今年で2度目の開催、お天気にも恵まれ多くの参加者で賑わいました。
3グループに分かれ、それぞれの梅の木の前で名工の方が、実際の剪定の仕方を見せてくれ、質問も多く飛び交いました。NHKのカメラも来ており、早速お昼のニュースで放映されたようです。
参加者には、剪定された梅の枝がプレゼントされました。花瓶に挿し時々水を替えながら、1日2,3回水をスプレーしビニール袋などで湿潤を保つと正月には開花するようです。
配られた梅の管理の資料によると、古木の多い偕楽園では、①発育枝を全て切り取り樹形を整える剪定でなく、発育枝を活かして樹勢の強化を図る剪定、②病虫害に対しては環境にやさしい方法で最小限の防除とする、③雑草を生やして草が土を耕す働きを利用する、④購入苗は未知の病害虫が侵入する危険があり園内の母樹から後継木を接ぎ木する、⑤施肥は園全体でなく必要な木だけに表層散布する…などが特徴として書かれています。
梅の街水戸を歩いていると庭先の梅の木があちこちで見られ、それも樹形が決まっているという情景を思い浮かべるだけでも楽しくなります。
今後もこの企画が成功することを祈ります。
庭の花と野の花散策記の12月8日のブログに、園内の南崖で一番梅が咲いたという記事がありその近辺を探したら、白梅(多分、冬至梅)が咲いていました。高所だったのでブレてしまい載せる写真ではありませんが、開花の証拠に左隅の方に顔を出させました。