上海で日本語を話している中国の若者達

中国人に囲まれて日本語で通していく日常の出来事を書き綴っています。

静安寺火災の余波

2011年01月17日 | 日記
静安寺の退職教員用マンション火災は大きな余波を生んでいます。
消防関連部門幹部の更迭・失脚以外に、全市で防火施設の再点検と、不適合施設への指導、そして主に飲食店への制裁(ありていに言えば、防火基準を満たしていないテナントで営業していた店舗の営業停止)が相次いでいます。
この為、韓国籍経営者による焼肉店や、日本料理屋などが休業、閉店に追い込まれています。
(もっとも、店舗の中二階に炭焼き釜を設けて、そこで熾した炭火を持って、店内をウロウロしていて良い消防法が有る訳は無いと思ってはいましたが。)
また、例年だと旧正月前のこの時期に、街角に溢れる花火売りの屋台が全く見当たりません。
(まぁ、城管が、この稼ぎ時を見逃す訳はありませんが・・・大晦日前が勝負でしょうか。)
しかし、何故、上海万博終了後にも関らず、ここまで大掛かりな規制に繋がったのか?
死亡した退職教員は全員老共産党員で、重点学校の元高級教員も多かったと聞き及びます。行政部門所属の党幹部の師が多かった事でしょう。
こんな所に復権しつつある儒教の影響が・・・「三歩下がって師の影を踏まず」の国ですね。
また、老党員(元党中堅幹部)の大量罹災が、市政府行政中核層に与えた安全な生活への不安(というか脅威)という心理的影響の大きさを示しています。
ただ、農民工が炭鉱で同じ人数被災しても、これほどの対策を一斉に採ったかは甚だ疑問です。

武内氏の講演会は和僑大集合

2011年01月17日 | 日記
髪が凍るほど寒い上海の朝です。
(洗った後、よく乾かさなかったツレの髪が凍っていました。)

さて、先週金曜の武内氏の講演会は、平日にも関らず300名を超える参加者が集まりで、大盛況でした。
 特に、会場となった花園飯店2階に集まった顔ぶれは、正に現在の上海で活躍する日本人勢ぞろいといった処でした。
しかし、学生の参加を期待した武内氏。残念ながら試験日前で、留学生達の参加は数えるほどでした。
(余談ですが、翌土曜のSBF参加者40名の半分近くが会場に居ました。)
上海には在上海日本商工クラブをはじめ、多くの団体が存在しますが、その多くで活発に参加し、成功を収めている日本人のほとんどが会場に集まっていた様に私には見えました。

 さて、投資観測を主とした講演の内容ですが、個人的な感想としては・・・やはり金の現物を買い貯めるのが吉の様です。

また、その後愛車で駆け付けた上海ITフォーラムは、ようやく仲良くなった方の帰任のご挨拶がありました。
そういえば、この春節前後で、帰任者が増加しています。
日本国内とコストが逆転し始めた事が原因でしょうか。
安いからというだけの理由で、中国に発注する業者の淘汰は大分前に始まっていますが、更に別の理由による、新たな動きもあるようです。

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今年の陳情は停電と断水

2011年01月17日 | 日記
先日、部長達と共同プロジェクトの打ち合わせに人民広場まで出向いたのですが、
その帰路、華東師範大学の正門で出入り口を封鎖するほどの大きな白布に墨字の横断幕が目に付きました。
書かれていたのは、停電と断水に対する抗議(というか文言からすると懇願)でした。
とうとう、直接担当行政部門ではなく、比較的間接的に関る大学に嘆願に来たようです。
数年前も、同様な方法による老人の嘆願を見ましたが、今回ほど大規模な物は初めて観ました。
路線バスの中から眺める我々としては、最初は複雑な心境でした。
しかし、私達の力で効率的な少資源消費型社会を実現してゆく為のシステムを作らなくては、という強い思いが湧き上がってきました。
私達、社会システムの設計開発に携わる部門の使命は重大ですね。