キキ便り

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論文の査読について

2019-03-18 17:00:35 | 研究者生活

時々やってくる国際ジャーナルの査読依頼。

自分の研究分野だとかなりコメントもしやすいのですが、そうでない場合は、ものすごく時間がかかってしまいます。

あるジャーナルは、1,2カ月に一度の割合で依頼されますが(大学院の先輩がジャーナルの編集長だからでしょうか)、時間がとられるのでかなり断ってます。でも、あまり断り過ぎるのもよくないのかと思い、時々引き受けています。このジャーナルの勉強になる点は、自分の査読だけでなく、他の人がどう評価したかもまとめてEmailであとから送ってくれるので、自分の判断が他の研究者と一致しているのかどうかを確かめることができます。最近は、査読者に結果の報告をしてくれるジャーナルが多くなったようです。

先週、私の研究テーマと全く同じテーマの論文の査読依頼が来たので、今日コメントを書いてみました。先行研究もテーマにも周知していたので、ものすごくやりやすかったです。1時間で書くことができました。こういうのは、まれです。ただ、あら捜ししすぎて、やや辛辣な評価になったのかもしれません。このジャーナルは3人の査読者なので、おそらくバランスがとれた評価になるのかと思います。過去、看護系のジャーナルですが、私を含めて査読者が5人位いたような記憶があります。

他の人の論文の査読をすることにより、自分の研究の足りない点も客観的に評価することができるので、勉強になっています。またそれぞれのジャーナルが、どれくらいのレベルを要求しているのかも、なんとなく把握できるのがメリットです。

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