月に1回、所属大学の日本人の同僚とZoomでミーティングを行っています。
彼女は、ついこの前、Professor(教授)に昇格されたばかりの人。
昨年同僚や上司より、試してみたらどうか、と言われた時は、半信半疑だったそうです。
外部審査もあり、内部審査だけでも、いくつもステップがあるそうです。
彼女が応募を決めたのは、一つには、自分の周りの少し勤務年数の浅いAssociate Professorたちのコーホートは、ものすごく優秀で、
Professorになるため、1,2年待って応募した場合、とても太刀打ちできないということだったそうです。
もう一つは、ありがたいことに、
私がいつもあきらめずに前向きに研究にとりかかっている姿に刺激を受けた、と言ってくださいました。
ここ近年Assistant Professorとして選ばれて入ってくる人たちは、
ポスドク経験はもちろんのこと、
毎年コンスタントに、トップジャーナルから3,4本の論文を出しており
億単位の大きな州政府の助成金をPrincipal Investigator(主任研究員)として、とってくるのだそうです。
20-30代の若さで、それだけの業績がすでにあるとは、もともとの知能だけでなく、人並み以上に努力してきた人たちなのだと思います。
中堅どころのジャーナルにさえ、論文を載せるのに苦労している私とは
あまりにも実力が違い過ぎますよね。
このProfessorになるための審査は、
研究、教育、そしてサービスの3つの面からの評価らしいですが、
彼女曰く、
ほとんど研究業績のみで、判断されるそうです。
とても悲しい現実ですね。
もちろん大学によって違うのかもしれませんが、
Research Universityとしてある程度の実績を求められる大学で教員になるのは、
ますます難しくなっているのかもしれません。
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