キキ便り

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今年のハロウィン

2006-11-02 06:45:28 | アメリカ便り

 今年のハロウィンは、娘は黒ネコ、息子はバットマンと黒づくめだった。息子は、バットマンのようなスーパーヒーローの衣装は子どもじみてて嫌だと抵抗したが、Trick or treatingに行きたいがゆえに、ガマンして着ることにしたらしい。ちなみに、子どもたちは学校から帰ってくるなり、誰々は、死んだチアリーダーになるんだって!僕の友達は死んだフットボールプレイヤーになるんだよ!と自慢していたのを聞いて、おかしいやら気持ち悪いやら、変な感覚だった。偶然、その友達に、Trick or treatingでばたりと出会ってしまった。顔を真っ白に塗りたくり、おでこからべったりと血を流しているチアリーダーを見て、唖然としてしまった。その彼女の妹は、死んだプリンセスに扮していた。Deathシリーズのファミリーらしいが、やはり、可愛いチアリーダーがドアをノックしてくれた方が、キャンディを上げようという気持ちになる。不気味な人たちがドアをノックすると、心臓が止まる人もいるに違いない。

 今年のTrick or treatingでは、おもしろいものをもらってきた。たとえば、小銭をじゃらじゃらとお菓子のカゴに入れてくれるおじいさんがいた。また、ポテトチップスや電子レンジで作るポップコーンの袋、プリッツエルなどの辛党のお菓子をもらったりなどもした。マクドのハッピーミールの中古のおもちゃをくれる信じられない人もいた。近所では、ハロウィンムードを盛り上げようと、不気味な音楽を流し、魔女の格好をして、家の前でロッキングチェアーに座って静かに待っている婦人もいた。

 ハロウィンの主人公の黒猫のキキは、子どもたちがもらってきたお菓子やおもちゃの上にどてんと座って、独り占めしていた。匂いをくんくん嗅いだり、小さなおもちゃを手でつつっいたりしながら、それなりに楽しんでいた。そうそう、この日、特別だったのは、児童文学作家で名の知られたトミー・デ・パオラがうちの大学に来てくれたことである。本の宣伝のツアーに回っているらしいが、娘も含め地元の小学2年生がたくさん講演会に参加した。とても話が上手で、あっという間に会場の子どもたちの心をつかんでしまう魅力ある作家であった。娘にとっては、思い出に残るハロウィンになったようである。
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1 コメント

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楽しいハロウィンでしたね! (mam)
2006-11-02 08:37:27
自分の好きな扮装で楽しめるハロウィンの行事
子供たちはわくわくして出かけたのでしょうね。

知らなかったトミー・デー・バオラ。
アメリカで有名な絵本作家だったのですね。
ネットに『絵かきさんになりたいな』の表紙がのっていました。
その作家さんのお話を聞けてよかったですね。
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