キキ便り

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リストラから教えられる人生 その7 その1

2010-06-17 11:46:00 | リストラから教えられる人生
ダンナは昨日、大学総長あてにメールを送った。

自分の部下をできるだけ守りたいという思いと、自分のオフィスの言い分をぜひ聞いて欲しいという願いで数日かけてメールを書き上げた。また自分の新しい上司の解雇のやり方があまりにもひどすぎるという苦情もその中に含めた。

もみつぶされてしまうかと思ったが、「その件については、また連絡する」という返信がその日のうちに送られてきた。

それから1日たったが、まだ返事が来ない。誰とどのように交渉をしているのだろう。


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偶然な縁で大学総長と私たちは同じ大学から今のこの大学に赴任してきた。時期もほとんど同じ頃だった。それを知った大学総長はことあるごとに、ダンナに話しかけ、肩を組もうとしたり、親しいジェスチャーを示し、まるで旧友に出会ったかのようにいつも接してもらった。ある大学の理事会を招いての総会の時には、わざわざ遠くに座っているダンナに手招きして壇上に上がって自分の横に座るようにジェスチャーで示すなど、本当に親しみを感じているのかダンナの反応を面白がっているのか、ダンナは理解に苦しんだ。

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しかし今回ダンナを解雇した新しいボスは、大学総長の目にかなって外から連れてきた人。Global Animal Health Scienceという最先端の研究分野で活躍している彼女を大学の名声を上げるためにつれてきたらしい。

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大学総長はいったいどのような返答をしてくるのだろう。ダンナの部下たちは、今回のチェンジのつけで大変辛い思いをしているらしく、ダンナはその人たちの愚痴を聞きながら、本当に自分が去ってしまって大丈夫なのだろうかと倍増した悩みの中で苦しんでいる。

体重がここ18年間で一番最低を記録したそうだ。5ポンドどころではなく10ポンド近く減少しているので、早く今回の嵐がおさまり元気になって欲しい。
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